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loupe

先日導入した loupe という GNOME の新規画像ビューア。

loupe

拡大でアンチエイリアスが掛からないじゃん。
右は書くまでもなく Eye of GNOME(EoG) で同じ画像です。
拡大は EoG の最大 20 倍と同じまで可能だった、表示が欲しいなぁ。

EoG のように滑らかにする設定が、って設定が見つからない。
gsettings にも ~/.config にも見当たらない、本当に設定が無い。
そういう仕様ならせめてアンチエイリアスくらいは掛けてよ。

というか GPU アクセラレーターを使っているらしいけど。
もしかして OpenGL でレンダリングだったりするのかな。

screentone 2D and 3D | Paepoi Blog

もしそうだとしたらコレが気になるんですけど。
試そうと思ったけどリンク先が無くなっていた。
「スクリーントーン フリー素材」で検索して別のを探す。

無料イラスト スクリーントーン イラレ用パターン 漫画

とりあえずコレをお借りして縮小実験。

loupe

これ以上小さくできなかった、2 %まで縮小できる EoG って凄かったんだなぁ。
とりあえず縮小は問題ないみたいですね。

しかし何%で表示されているか一目で解らないと困るな。
ほぼ観覧にしか使わないスマホならともかくこれパソコンですよ。
EoG がどんだけ優れていたか思い知っただけだった。

関係あるかどうか知らないけど Nautilus のサムネイルも早くなっている。
こっちも GPU を使っているのかな、GNOME は部品共有だし。

Fedora 39 Upgrade

Fedora に 39 へのアップグレード通知が来た。

What’s new in Fedora Workstation 39 – Fedora Magazine

画像ビューアが EoG から新規アプリに変わって bash プロンプトに色が付く。
端末エミュレーターは GNOME Console についに移行ってことなのかな?

興味があるのはこのくらいか、あとは実物を見ないとわかんねぇ。
クリーンインストールの必要は無いな、そのままアップグレード。

あれ?EoG のままだ。
端末も GNOME Terminal のままで表示も今まで通り。
なにそれ、アップグレードに失敗したの?

about

いや他の項目は普通に適用されている。
左サイドバーがあるアプリはそちら側にハンバーガーメニューが移動している。
Activities Indicator って「アクティビティ」部の置き換えだったのか。
てか隣にあった旧アプリケーションメニューが消えたことのほうが気になるわい。
現在何のアプリがアクティブなのかソコで判別してたのに困った。

写真アプリと一体化したのかなと思い立ち上げたら起動しない。
新規で増えた GUI アプリも何一つ見当たらない。
アップグレードだと GUI アプリ類はそのまんま移行ってことかな。
クリーンインストールだと多分変わっている、知らんけど。

GNOME / Image Viewer ? GitLab

GNOME / Console ? GitLab

コレのはずなので自分で入れてみた。
loupe は拡縮がスムースでいいね、筆者的には Esc で終了できないのは痛い。
console は kgx から改名したのか、プロンプトに色が付かないんですけど。
それよりどちらも翻訳されていなくて英語のまま、うーん微妙。

あと US 配列キーボードを使っている人以外には関係ないだろうけど。
リネーム時に入力メソッド切り替え一発目がスカるのが解消された。
地味に嬉しいけど恩恵がある人は少ないだろう。

変化が無いようにみえて地味に嬉しい追加機能を発見。
ファイルのロケーションバーメニューに Copy Location が。
現在の場所をクリップボードにコピーできます、ついに標準機能に。
いや Ctrl+L Ctrl+C をやれば今までもできていたのは置いておいて。

Wayland で Gedit の Ctrl+F9 が動作しないのも今まで通り。
てか gnome-texteditor をいいかげん拡張可能にしてくれないか?
いつまで Gedit を使い続けなきゃいけないのよマジで。
とりあえずアップグレードは問題なくできたということで。

KabyLake

カメラの SD カードを UHS-II に、ケチらず最速 v90 な SONY TOUGH を。
プロキャプチャの書き込み速度はたしかに半分以下にはなったけど。
待たされるという感覚は変わらないな、期待がデカすぎただけなんですが。
Macbook を M1 にした時みたいな衝撃的速度 UP は流石に無理か。

ところで、Macbook と併用、というかメイン PC の Fedora デスクトップ。
現状 B250 マザーに Skylake i5 という古い構成のままです。

RAW 現像や動画の切り貼りは全部 M1 Macbook でやっているし。
プログラミングはコンパイル不要のスクリプト言語ばかりだし。
なので CPU パワーは全然いらない、今でもパワーありすぎなくらい。

ただただ、4K や H.265 の動画再生がガクガクなんですよ。
こんなに普及してくるとさすがになんとかしなければとなって。

いっそマシンを新調するか、でもだからパワーはいらないんだよ。
グラボを付けるか、でも構成が古すぎて何が付くのかよくわからん。
で、色々調べていたらこんな記事が。

Intelの新メインストリーム“Kabylake”はどう変わった?「Core i7-7700K」速攻チェック – エルミタージュ秋葉原

Kabylake に換装なら内臓グラフィックのままで解決できるみたい。
マザーが B250 なのでそのまんま入れ替えできるはず。
Kabylake の中古は i7 でも一万円台、グラボを買うより安い。
よしとりあえず近場のハードオフへいってみよう。

cpu

普通に中古の KabyLake が売っていました。
i5 7500 で 8800 円か、パワーが今と同じだけどまあコレでいいか。
CPU ファンについた 8 年分のホコリを掃除して換装。

power

4K の H.265 を再生してコレです、なめらかに再生して嘘みたい。
Skylake の時はコアが代わりばんこで天井張り付き状態だったのに。
mpv の gpu-hq を有効にしても同じ感じ、違いはよくわからんけど。

よし一万円以下で解決、まだまだこの古いマシンでイケますよ。
Fedora という Linux を愛用していて良かった。

いやまさか 6 年前の CPU を中古で買う日がくるなんて思わなかった。
金をかけたくない理由なんだけど次は Mac mini にするかもしれないから。
Fedora のほうをノートに、つまり今の Macbook 併用と逆にしようかと。
大画面が必要なのは Mac のほうだもの、ただストレージが面倒になるのが癌。
まだどう転ぶか決まっていないのでしばらくこのまま延命。

というか CPU 選択で検索するとゲームの話ばかりで。
パソコンでゲームなんて休日は家にずっといる輩しかやらないだろ。

gnome-text-editor: snippets

gnome-text-editor には謎の設定がある。

dconf

コードスニペットの有効を切り替える設定だと思うんですけど。
F1 でのヘルプにも公式サイトにも説明が無い、いったい何なんだコレ?
試しに Gedit のスニペットファイルを同様にコピーしても動かない。

ぶっちゃけ筆者を含めて今でもほとんどの人が Gedit を使っていると思うけど。
Gedit は GTK3 だしメンテも消極的、数年前の Python2 と同じ状況。
こっちでもスニペットが使えるならいいかげんに切り替え候補にはなる。
ということで使い方を自力で調べてみる。

gio open /usr/share/gtksourceview-5/snippets

default

こんなディレクトリがあった。
licenses.snippets を Gedit とかで開いてみよう。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<snippets _group="Licenses">
  <snippet _name="GPLv3 or later" trigger="gpl3" _description="File header with GPLv3+ license">
    <tooltip position="1" text="The name of the file belongs here"/>
    <tooltip position="2" text="The name of the author belongs here"/>
    <tooltip position="3" text="The email address of the author belongs here"/>
    <text languages="python;python3;"><![CDATA[# ${1:$TM_FILENAME}

あぁなるほど、こんな XML を書けば適用できるのね。
というかデフォルトでは GPL3 等のライセンスしか登録されていないってか。

とにかくデフォルトのを試す、最初の設定を true に設定しておくのを忘れずに。
python ファイルを gnome-text-editor で開く、gpl3 と打ち込み [Tab] キーを叩く。

tabkey

XML の指定が違うだけでスニペットの使い方は Gedit と同じですね。
後は名前 [Tab] 日付 [Tab] メールアドレス [Tab] で完成っと。
使い方が解ったところで追加のスニペットを登録してみる。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<snippets _group="Shebang">
  <snippet _name="Insert Shebang" trigger="sh" _description="pass">
    <text languages="python;python3"><![CDATA[#!/usr/bin/env python3
$0]]></text>
    <text languages="js"><![CDATA[#!/usr/bin/gjs
$0]]></text>
    <text languages="sh"><![CDATA[#!/bin/sh
$0]]></text>
  </snippet>
</snippets>

sh をトリガーにしてシバンを流し込む例。
シェバングなんて読んでは駄目ですよ、末尾の g は発音しないと中学で(以下略
コレに snippets の拡張子を付け以下に保存、ディレクトリは自分で作成。

~/.local/share/gtksourceview-5/snippets

set

後は py や sh ファイルを開いて sh と打ち込み [Tab] キーを。
こんな感じでスニペットを追加登録できるようです、チトめんどいぞ。

ところでシバンといえば。
そもそも Fedora 38 な現在 /usr/bin/python は Python3 へのリンクなんです。

link

なので今では python に 3 指定は不要なんです、ただ Gedit を使う限りは必要。
このシバンが無いと Gedit は Python2 と認識してしまう困った奴なんです。
3 指定無しで match case 文を書けば色分けされないことがすぐ解るよ。
gnome-text-editor なら 3 指定は不要なんですけど。
それがそろそろ気になってきた、ということでこんなことやってます。

いや筆者は macOS で sublime text を購入しているので Linux でも使えるんだけど。
なるべくならデフォルト (GTK4) の UI を使いたいよねって。

Fedora 38 mpv

Fedora 38 にしてから動画のハードウエアアクセラレーションが効かない。
それどころか純正の Totem で何も再生できない、なんだこれ。
何度かアップデートしたけど改善しない、バグってことじゃないみたい。
ということでそろそろ本気で原因追求を。

Intel Graphics – Best practices and settings for hardware acceleration?

libva-intel-driver と libva-intel-hybrid-driver は?
書いていないけど Intel グラの人はコレいります、NVidia とかは知らん。

intel-media-driver が入っていなかったので dnf で導入。
LIBVA_DRIVER_NAME 定義は多分 GStreamer しか関係ないと思うけど一応。

それだけで Totem 再生が可能に、アクセラレーションもバッチリ。
mpv は何も変わりません、なんじゃそれ!
Totem ならアクセラレーションが動くんだから mpv だけの問題か。

mpv – ArchWiki

改めて設定を弄くってみたけど改善しない。
下のほうに書いていた -v オプションで長いログとにらめっこする。

mpv -v 4Kvideo.mp4
...
...
...
[vd] Codec list:
[vd]     libopenh264 (h264) - OpenH264 H.264 / AVC / MPEG-4 AVC / MPEG-4 part 10
[vd] Opening decoder libopenh264
[vd] No hardware decoding available for this codec.
[vd] Using software decoding.
...
...

H.264 デコーダーが libopenh264 しか見つからない、ということみたい。
でもってコイツはハードウエアデコード未対応、原因はコレか。
というかそもそも ffmpeg 純正デコーダーは入っていない、ということを発見。

Fedora 38 Install | Paepoi Blog

ffmpeg-free が省いたのは wmv だけじゃなかったのね。
使い物にならねぇパッケージ作るなら最初から「自分で入れろ」でいいよ。
ということで普通の ffmpeg に上書きします。

sudo dnf install --allowerasing ffmpeg

mpv でアクセラレーションが動くようになりました。
ついでにやはり wmv が再生及びサムネイル可能になりました。
今後 Fedora アップグレード毎にこれやらなきゃいけないんだろうな多分。