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g_type_init

Vala の覚書ページを書き換えようとテスト。

init_error

なんだそりゃwww
警告が出るだけでビルドは問題なく行われるようだけど。

調べてみると GLib 2.36 からマジで g_type_init を廃止したようだ。
Fedora 19 の GLib はたしかに 2.36 だった。
Python ばかり使っているとこういうの気が付かないよね。

GIO入門 – ふとしの日記

#include <gio/gio.h>

/* gcc no_init.c `pkg-config --cflags --libs gio-2.0` */

gint
main (gint argc, gchar* argv[])
{
	GFile *gf;
	/* GLib >= 2.36 
	g_type_init ();*/
	gf = g_file_new_for_path ("sample.txt");
	return 0;
}

g_type_init は本当に不要になっているよふとしさん。
しかし Vala の場合はジェネレータが勝手に書き足すのだが…

[vala] codegen: Do not call g_type_init when targeting GLib >= 2.36

対策版は出ているのか、って Oct 2012 だから一年前かよ。
Fedora 19 パッケージの 0.20.1 は April 2013 のはずなのだが。

Lubuntu 13.10 の GLib は 2.38。
valac のパッケージを Synaptic で調べると同じ 0.20.1 か。
インストールしてみたけど、やはり症状は同じであった。

本家からソースを落として自力 make するか修正を待つか、うーん。
Vala のバージョンと GLib, GTK+ のバージョンは関係ってあるのか?
そのあたりがよく解らないから自力ビルドは避けたいのだが。

ビルドは可能なんだからこのままでもいいか、一番安全だし。

しかし `g_type_init vala` で検索しても日本語がまったく出てこない。
つまり日本人で Vala を使っている人はいないってことなのかも…

gunichar

C 言語で文字列メンドクサイ | PaePoi

以前こんなことを書いたけど

Eye of GNOME 3 plugin Create | PaePoi

上記をやった時に早く気がつけよ。
g_utf8_strlen なんて解りやすい関数があるじゃないの。
一文字ずつ書き出すための変換関数もあるし。

ついでに、Linux の wchar_t は 4 byte だから多分 UCS-4 だよね。
まあ GLib を使うなら gunichar になるわけだが。
typedef guint32 gunichar;
になっているけど、つまりは 4 byte ということだし。
いわゆる普通に Unicode と呼ばれているものは gunichar2 でいいみたい。

変換は UTF-16 ではなく UCS-4 にしたほうがよさげ。
g_unichar_to_utf8 なんて楽できそうな関数もあるわけで。
Unicode Manipulation

UTF-16 に変換しようと考えてしまう所はやはり Windows でしかプログラミングできなかった頃のバカな頭がまだ抜けきらないということか。
でも UCS-4 でも str[int] の添字でイケるのかな、実験だ。

test.c

#include <glib.h>
#include <string.h>

int
main (int argc, char *argv[])
{
    /* Including Japanese characters */
    gchar c[] = "Linux 勉強中";
    /* UTF-8 Length */
    g_printf ("%s is %d characters\n", c, g_utf8_strlen(c, sizeof(c)));
    /* Converted to UCS4 */
    GError * error = NULL;
    gunichar * ucs;
    glong len = sizeof(c);
    ucs = g_utf8_to_ucs4 (c, -1, NULL, &len, &error);
    if (!ucs) {
        g_print (error->message);
        int retval = error->code;
        g_error_free (error);
        return retval;
    }
    /* Export single character */
    int i = 0;
    for (i; i<len; i++) {
        gchar cc[4];
        memset(&cc, '\0', sizeof(cc));
        g_unichar_to_utf8 (ucs[i], cc);
        g_printf ("%s\n", cc);
    }
    g_free(ucs);
    return 0;
}

Makefile

ucs: test.c
	gcc -o ucs test.c `pkg-config --cflags --libs glib-2.0`

ucs.tar.gz

添字で普通に一文字づつ取り出せるみたいね。
変換エラーチェックを入れてもコレだけだ、簡単。

しかし memset しないと ‘\0’ を入れてくれない。
まあそりゃ普通に char の %c 指定ならンナモンいらないわけだし。
どうでもいいけど ZeroMemory は Windows しか使えないと今頃知った。
やっぱり Windows でしかプログラミングをやらないのではバカになる。

端末入力なら下記でイケるみたい。
\n が入ってしまうので強引に \0 を挿入とかしているけど。

#include <glib.h>
#include <stdio.h>
#include <string.h>

int
main (int argc, char *argv[])
{
    /* Including Japanese characters */
    gchar c[256];
    fgets(c, sizeof(c), stdin);
    /* Remove '\n' */
    c[strlen(c)-1] = '\0'; 
    /* Length */
    glong len = g_utf8_strlen(c, sizeof(c));
    g_printf ("%s is %d characters\n", c, len);
    /* Converted to UCS4 */
    GError * error = NULL;
    gunichar * ucs;
    ucs = g_utf8_to_ucs4 (c, -1, NULL, &len, &error);
    /* Export single character */
    int i = 0;
    for (i; i<len; i++) {
        gchar cc[4];
        memset(&cc, '\0', sizeof(cc));
        g_unichar_to_utf8 (ucs[i], cc);
        g_printf ("%s\n", cc);
    }
    g_free(ucs);
    return 0;
}

なんかもっとスマートな方法がありそうな気がするけど。

Gedit C lang

プログラミングへの意欲がすっかり無くなってきた君達(俺のこと…
ここいらで基本の基本をやり直ししたいところだ。

ということで gcc による C 言語コンパイルの基本を。
コンパイラやヘッダ類は導入済みという前提で。

Gedit を利用します。
プラグインの「コードスニペット」を有効にします。
プラグインの「外部ツール」を有効にします。

Manage External Tools… を開き以下を登録します。

#!/bin/sh
gcc $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_NAME

準備はコレだけです。

test.c という名前で空のファイルを作成し Gedit で開きます。
Inc と打ち込んでキーボードの Tab キーを叩きます、i だけ大文字。

上記のようなテキストが流し込まれたはず。
inc と i を小文字にすると自作ヘッダ用のダブルコーテーションになる。
Delphi(pascal) 屋の人は「それインクリメントじゃないの?」と勘違いしない。

後はお約束の stdio と打ち込み Tab キーで下方にカーソルが移動する。
スタンダード In/Out ヘッダと通ぶらずとも「スタジオえっち」で誰にでも通…(以下略
これで printf 関数が使えるようになる。

Enter キーで一段下げて main と打ち込み再び Tab キー。
main 関数が流し込まれ関数内にカーソルが移動するので printf() を書く。

コンパイルは最初に作成した外部ツールを実行するだけ。
Gedit は実はこんなに凄い!

、、、、、、、、、、

では Gedit の宣伝なので分割コンパイル方法も少し。
extern 宣言を使う方法もあるけど事実上ヘッダを利用する人しかいない。

cbr.h cbr.c という2つのファイルを同一ディレクトリに作成。

cbr.h

#include <stdio.h>

void
print_cbr(void);

stdio.h をインクルードし、関数プロトタイプのみを書く。

cbr.c

#include "cbr.h"

void
print_cbr(void)
{
    printf("でも CBR250R 買ってしまったし...\n");
}

cbr.h をインクルードし、プロトタイプの実体を作成する。

test.c も書き換え。

#include "cbr.h"

int
main (int argc, char *argv[])
{
    printf("新型 Ninja250 カッケェ!\n");
    print_cbr();
    return 0;
}

stdio.h は cbr.h で宣言されているので書く必要は無い。
プロトタイプがヘッダで宣言されているので print_cbr 関数が使える。

先ほどの外部ツールは残念ながら使えない。
$GEDIT_DOCUMENTS_PATH を使えば複数ファイルのリンクもできるけど *.c のみを全部開いている状態をビルド時に作る必要があるので逆に面倒くさい。
普通に Makefile を作って Ctrl+F8 のほうがいい。

Makefile

ninja: test.c cbr.c
	gcc -o ninja test.c cbr.c

cbr.tar.gz

以上 Gedit はこんなに凄い、ってだからぁ…
すっかり月一更新臭くなっているこのブログ、なんとかせねば。

ApplicationMenu

プログラミング関係は次回!
と書いてから一ヶ月も放置してしまった…

とはいえ何もやっていなかったわけではなく
GNOME 3.4 リリースノート
の「アプリケーションメニュー」を PyGI でやろうと四苦八苦していた。

なんか Linux も Windows もメニューバーを無くそうと試行錯誤しているね。
そりゃまあキーボードとマウスからタッチパネルに絶賛変革中だからだろうけど。
Windows がリボンを作った時はナンジャコリャだったけど先を見ていたと今なら解る。

C のサンプルコードは公式の以下にあるのだが
GtkApplication
GtkApplicationWindow
GActionMap

GtkActionEntry はシーケンス(つまりリスト)でよかったが
GActionEntry は上手く行かなかった。
こんな感じでイケると思ったけどシーケンスでは Gio.ActionEntry ではないと例外になる。

#!/usr/bin/env python
#-*- coding:utf-8 -*-

from gi.repository import Gtk, Gio

menu_xml = """
<interface>
    <menu id='app-menu'>
        <section>
            <item>
                <attribute name='label' translatable='yes'>_MessageBox</attribute>
                <attribute name='action'>app.messagebox</attribute>
                <attribute name='accel'>&lt;Primary&gt;m</attribute>
            </item>
            <item>
                <attribute name='label' translatable='yes'>_Quit</attribute>
                <attribute name='action'>app.quit</attribute>
                <attribute name='accel'>&lt;Primary&gt;q</attribute>
            </item>
        </section>
    </menu>
</interface>"""

class Win(Gtk.ApplicationWindow):
    def __init__(self, app):
        Gtk.Window.__init__(self)
        self.set_application(app)
        self.show_all()

def on_messagebox(action, parameter, user_data):
    dlg = Gtk.MessageDialog(
            None,
            Gtk.DialogFlags.MODAL,
            Gtk.MessageType.INFO,
            Gtk.ButtonsType.OK,
            "text")
    r = dlg.run()  
    dlg.destroy()
    return r

def on_quit(action, parameter, user_data):
    user_data.quit()

class App(Gtk.Application):
    def __init__(self):
        Gtk.Application.__init__(self,
            application_id="apps.test.appmenu",
            flags=Gio.ApplicationFlags.FLAGS_NONE)
        self.connect("startup", self.on_startup)
        self.connect("activate", self.on_activate)

    def on_startup(self, data=None):
        try:
            # GActionEntry [] a Gio.ActionEntry
            aes = [ ("messagebox", on_messagebox, None, None, None),
                    ("quit", on_quit, None, None, None) ]
            ###
            self.add_action_entries(aes, len(aes), self)
            #=> Expected Gio.ActionEntry, but got StructMeta
            ###
            builder = Gtk.Builder()
            builder.add_from_string(menu_xml)
            menubar = builder.get_object("app-menu")
            self.set_app_menu(menubar)
        except Exception, e:
            print e
            self.quit()

    def on_activate(self, data=None):
        w = Win(app)

if __name__ == "__main__":
    app = App()
    app.run(None)

全部 const 指定だしスタック上のデータでないと駄目なのかな?
それだとヒープ上にしか変数を作れない動的言語はお手上げになるんだけど。

海外を探しても PyGI のコードはほとんど見つからない。
現状ではみんな試行錯誤して様子見しているかブン投げているかだろうな。
はたしてこの動的バインディングは熟成して普及するのであろうか?

ええい、今回もとりあえず C 言語でコンパイルだけやってみるか。

Fedora は初期状態では gcc すら入っていない。
gcc, gtk3-devel, gtk3-devel-docs でとりあえず環境は揃う。
ついでに anjuta を導入、vala なんかもオマケで入る。
これらについては気が向いたら何か書く。

c_appmenu.tar.gz

うん、C ならやはり普通にアプリケーションメニューは使える。
それなら DLL にすれば、って動的言語な意味ネェ…
C が一部でも必要ならソースコードのみで配れる C で全部作ったほうが楽。
Python と DLL では最低 x86, x86_64 用の2つを配るはめになるわけで。

ということで当面は C 言語とお付き合いになりそうです。
難しくはないんだけど、ただただ面倒くさいのが難点。

Trigraph

先日書いたように半月前に Fedora マシンを英語キーボードに変えた。
VirtualBox 仮想マシンの Windows Vista, XP も英語配列に変更。
「英語キーボード Vista」と検索すればワラワラ見つかるレジストリ書き換えで。
XP は簡単、どちらも仮想マシン状態でも方法は同じで変更できるようだ。

IME も問題ない、Windows では Alt+~ で切り替えなのね。
ホストの GNOME3 複数ウインドウ切り替え機能より優先されるようだ。
てゆーか間違えるわ、あんまり使わないからいいけど。

ついでなのでキーボードネタでも少し。

有名かもしれないけど C 言語では Trigraph という三文字表記が使える。
Digraphs and trigraphs – Wikipedia, the free encyclopedia

??=include <stdio.h>

main() ??<
    printf("%s??/n", "はろーわーるど");
??>

スッゲエ読みにくい、なんだこりゃですが使えるんです。
ただ gcc では無効になっているので -trigraphs オプションが必要。

gcc -trigraphs test.c

日本語をリテラルに使っても何も問題無い。
ついでに試したら VC++ ならオプション無しで普通にビルドできる。
もしかして C# でも使えるかな?と思ったけどダメだった。

どうでもいいが wprintf ってどんな時に使うのだ?
内部が UTF-16 で local が CP932 で .NET 読み書きが UTF-8 ってアホか。
結局コンソールを使う場合はマルチバイトビルドしか選べないわけで…
それは本当にどうでもよくて。

問題があるようで代わりに Digraph というのが C99 で既定されたようだ。
表現できるものが減っているけどコレで全世界でも問題ないと判明したのだろう。

%:include <stdio.h>

main() <%
    printf("%s\n", "はろーわーるど");
%>

gcc ならオプション無しでイケる、Visual Studio 2008 ではダメだった。
Visual Studio 2010 ならイケるのかはシラネ。
そして C#, Python は関係無かった。

つーか何故こんなもんがあるかというと。
フランス語やドイツ語キーボードにはシャープや角括弧や中括弧が無いから。
キー配列 – Wikipedia

でも実は右 Alt キーを利用して打つことはできるようです。
京都産業大学 外国語学部 フランス語学科/Windowsでのフランス語入力
ドイツ語キーボードの配列

ということで C 言語以外は三文字表記なんか気にしなかったようだ。
いや UTF-8 が普及したってのが大きいんだろうけど…
よく考えたら C# なんて # が使えないと言語名さえ変えなくてはいけないもん。
ぶっちゃけ誰もこんな表記方法は使わないだろう、と思うんだが。

ついでに。
「Gedit キーカスタマイズ」とかのワードで検索している人がいるんだな…
それ Windows の文化だから。

Gedit で検索は Ctrl+F で次を検索は Ctrl+G ですよね。
これ、たとえば devhelp もまったく同じなんです。
一つ覚えてしまえば他でも同じキーが使える環境のほうがいいと思うのだが。
そういうところが気に入って GNOME を選んでいる人って少ないのかな…