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G_APPLICATION_HANDLES_OPEN @ C, PyGI, Seed

PyGI で GtkApplication の G_APPLICATION_HANDLES_OPEN が上手くいかない。
引数の有る無しで activate か open シグナルに振り分けされる処理だが…
引数を渡せば open のシグナルが来るのだけど files は空ッポの配列になる。
もしかしてと思い Seed で使ってみたがコレも上手く行かない。

GtkApplication

bloat_pad とかいうサンプルがあるのに…
まてよ、C 言語でなら本当に上手くいくのだろうか?
C で GTK+ をやるつもりは無かったけど GTK+ ヘッダを入れて実験してみよう。

ついでだから Fedora 16 で GTK+ ヘッダ導入方法を少し。

gcc は誰でも解るからいいとして、とうの昔に私は導入済みだし。
「追加/削除」にて gtk3 で探せばアッサリヘッダ群は見つかる。

gtk-devel* だけチェックすれば cairo とかのヘッダも勝手に入る。

devhelp も入れておくと web でマニュアルを読むより楽。
anjuta は個人的にはいらない、IDE の使い方を覚えるのと Makefile の書き方を覚えるのとでどちらの時間がもったいないと思うかで決めればいいと思う。

さて準備はできた、Makefile を作って bloat_pad とやらをビルド。
あたりまえのように files には GFile のリストが入っていた。

でもこのコードではイマイチ理解ができないので単純なコードで作ってみる。
C は普通に g_signal_connect させてみた。

#include <gtk/gtk.h>

static void
newwin (GApplication *app,
        const gchar  *title)
{
    GtkWidget *window;

    window = gtk_window_new (GTK_WINDOW_TOPLEVEL);
    gtk_window_set_application (GTK_WINDOW (window), GTK_APPLICATION (app));
    gtk_window_set_title(GTK_WINDOW (window), title);
    gtk_window_resize(GTK_WINDOW (window), 200, 10);
    gtk_widget_show_all (GTK_WIDGET (window));
}

static void
on_activate (GApplication *application)
{
    newwin (application, "activate");
}

static void
on_open (GApplication  *application,
         GFile        **files,
         gint           n_files,
         const gchar   *hint)
{
    gint i;

    newwin (application, "open");

    for (i = 0; i < n_files; i++)
        printf ("%s\n", g_file_get_uri(files[i]));
}

int
main (int argc, char **argv)
{
    gtk_init (NULL, NULL);
    GtkApplication *app;
    int status;

    app = gtk_application_new ("org.gtk.apptest",
            G_APPLICATION_HANDLES_OPEN);
    g_signal_connect(G_OBJECT(app), "activate",
            G_CALLBACK (on_activate), NULL);
    g_signal_connect(G_OBJECT(app), "open",
            G_CALLBACK (on_open), NULL);

    status = g_application_run (G_APPLICATION (app), argc, argv);
    g_object_unref (app);

    return status;
}

WARNING で Files==[] になる PyGI
sys.argv をタプルにしてみたが結果は同じだった…

#!/usr/bin/env python
#-*- coding:utf-8 -*-

import sys
from gi.repository import Gtk, Gio

class Win(Gtk.Window):
    def __init__(self, app, title):
        Gtk.Window.__init__(self)
        self.set_application(app)
        self.set_title(title)
        self.resize(200, 10)
        self.show_all()

def on_activate(application):
    Win(application, "activate")

def on_open(application, files, n_file, hint):
    print files
    Win(application, "open")
    """
    for f in files:
        print f.get_uri()

    Warning: g_value_get_boxed: assertion `G_VALUE_HOLDS_BOXED (value)' failed
    """

Gtk.init(sys.argv)
app = Gtk.Application.new(
        application_id="apps.test.helloworld",
        flags=Gio.ApplicationFlags.HANDLES_OPEN )
app.connect("activate", on_activate)
app.connect("open", on_open)
ARGV = tuple(sys.argv)
app.run(ARGV)

WARNING は出ないけど files がワケワカになる Seed
Seed は set_title しなくてもコレでタイトルは指定できるよ。
それと Seed.argv は配列を一つ減らさないと認識してくれなかった。

#!/usr/bin/env seed

Gio = imports.gi.Gio;
Gtk = imports.gi.Gtk;

Win = new GType({
    parent: Gtk.Window.type,
    name: "SeedWindow",
    init: function (title){
        this.resize(200, 10);
        this.show_all();
    }
});

Gtk.init (null, null);

var app = new Gtk.Application({
    application_id:"apps.test.app",
    flags:Gio.ApplicationFlags.HANDLES_OPEN
});
app.signal.activate.connect( function(application) {
    var w = new Win({title:"activate"});
    w.set_application(application);
});
app.signal.open.connect( function(application, files, n_file, hint) {
    print(files);
    var w = new Win({title:"open"});
    w.set_application(application);
    /*
    for (var i=0; i<n_file; i++) {
        print( files[i].get_uri() );
    }
    TypeError 'undefined' is not an object (evaluating 'files[i].get_uri')
    */
});
var r = new Array();
for (var i=1; i<Seed.argv.length; i++)
    r.push(Seed.argv[i]);
app.run(r.length, r);

Makefile 入りアーカイイブも置いておく。
Wordpress って tar.xz だとアップロードができないじゃん!
まあいい、tar.gz で。

app.tar.gz

実行、引数を入れればドレもタイトルバーが open になるのが解る。
でも上手くいくのは C のみ、Seed はどうにかできそうだが今はワカンネ。
Python は PyGI の処理なのか、gi 自体の限界なのか…

ついでに解ったけど存在しないファイル名でも files に含まれるのね。

てなわけで、現状では HANDLES_OPEN にしたいなら C でやれってことですね。
しかし久々の C 言語はやっぱり面倒くさい。

g_utf8_collate_key_for_filename of ctypes

g_utf8_collate_key_for_filename
がいったいどういう変換をしているかもう少し。

ところで端末に長々と打ち込むのが面倒なので GEdit 外部ツールに以下を指定。
GTK+ を使うには pkg-config 指定が必要なのよね、キーは F7 にした。

/*
gedit tool script

#!/bin/sh
gcc $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH `pkg-config --cflags --libs gtk+-2.0`
*/

#include <stdio.h>
#include <gtk/gtk.h>
#include <glib.h>

int main() {
    gchar c[4];
    int i;
    for (i=0; i<105; i++) {
        sprintf(c, "%d", i);
        gchar *s = g_utf8_collate_key_for_filename (c, -1);
        printf("%s\n", s);
        g_free(s);
    }
    return 0;
}

端末だと解り難いにでリダイレクトしてみる。

十進で桁が増える毎にコロンが一つ付加されていくようだ。
なんだかよく解らない変換だけどこれで自然順ソート比較は上手くいくようだ。
色々やってみたけど結局 Python から ctypes を使う。

14.14.1 ctypesチュートリアル

ココに全部書いているんだが、Linux はちびっと面倒なのね。

glibc = ctypes.cdll.LoadLibrary('libglib-2.0.so.0')
cmpstr = glibc.g_utf8_collate_key_for_filename("a")

とやっても int が戻ってくる、実際にはポインタだが Python にはポインタ型が無いので。
つまり restype をキッチリ指定しないと全部 int になるってことですね。
ということで。

#! /usr/bin/env python
# -*- coding: UTF-8 -*-

import ctypes

glibc = ctypes.cdll.LoadLibrary('libglib-2.0.so.0')
cmpstr = glibc.g_utf8_collate_key_for_filename
cmpstr.restype = ctypes.c_char_p
cmpstr.argtypes = [ctypes.c_char_p, ctypes.c_int]

def sort_nicely(l):
    l.sort(lambda x, y : cmp(cmpstr(x, -1), cmpstr(y, -1)))

たまには lambda を使ってみようと思ったので。
ガベージコレクションなのだからコレでいいはずだけど…
とにかくこれでどうだ?

よし Nautilus とはドットファイルを除けば一致するようになった。
隠しファイルはリストアップに含めないようにする予定なのでどうでもいいけど。

でも Mandriva KDE 上で動かしたら何故か数値ソートしてくれなかった。
って ./ を付け忘れで以前のバージョンを起動しただけだった、GNOME と同様になる。
つか Dolphin のソートって以前の関数とまったく同じ結果じゃん!

これじゃ設定でどちらかに振り分けしてもらうしか両対応の方法が無さそう。

utf8_collate_key

いいかげんに Y901x が落ちまくる件とソート問題を解決させねば。
なんとかさせないと追加機能もやれないよ。
落ちる件は色々試しているんだがまだ原因が解らない、困った…

ソートに関しては自力を諦め Nautilus のコードをひたすら追う。
libnautilus-private/nautilus-file.c
に compare_by_display_name というソレっぽい関数をやっと見つける。

display_name_collation_key を strcmp で比較しているだけなのか。
g_utf8_collate_key_for_filename という glib の関数で代入している。

Unicode Manipulation

あれ、もしかして数値もドットもこの関数一つで解決してまうの?

The Whole PyGTK FAQ

Python には実装されていないようで。
最近のバージョンではあるかもと dir() で探しまくるも見つからず。

とにかくこの関数でどう変換されるのか気になるので C でやってみる。
Ubuntu 10.04 デフォルトでは gcc はあるけど gtk や glib のヘッダは無い。
Glade を入れれば依存関係で Devhelp を含めまとめて入るので Glade を入れる。

/*
gcc  b.c `pkg-config --cflags --libs gtk+-2.0`
*/

#include <stdio.h>
#include <gtk/gtk.h>
#include <glib.h>

int main() {
    gchar *c;
    c = "a1.mp4";
    gchar *u;
    u = g_utf8_collate_key_for_filename (c, -1);
    printf("%s to %s\n", c, u);
    /*g_free(c); is Segmentation fault*/
    g_free(u);
    return 0;
}

久々の C なんだがこんな感じでよかったかなぁ…
strcpy で警告になったのが Visual Studio と同じだったが代替が解らない。
とにかく結果。

なんだかよく解らないのに変換されとる。
後は比較関数を作って実験して上手くいったら…
Python で使うんだが、ctypes しか手が無いかな?

Default argument

Python という言語は関数のオーバーロードができない。
何って、つまり引数が違うだけで同じ関数名を利用する多重定義のことである。
慣れると関数やメソッド量を少しでも減らそうとよく利用するようになる。

だからといっていくつも別名の関数を用意するのは効率が悪い。
結果似たようなことができるデフォルト引数を利用するようになるわけだ。

ん、そういえば C++ や C# もデフォルト引数って使えたよな。
色々な言語を行ったり来たりしている私は同じように書いたほうがいいのでは?
それにデフォルト引数のほうがコードの記述量が減らせるメリットがある。
コンパイル後の機械語では似たような結果になるのだろうけど…

コードが短くできるのは魅力なので C++ や C# でもデフォルト引数をなるべくやろう。
オーバーロードはよく使うから覚えているけどデフォルト引数は C++ でどう書くの。
一つの cpp 内での書き方なら簡単に見つかる、Python とまったく同じか。

けど別ファイルにするには?
やってみた。

Tool.h

#pragma once
extern int messagebox(HWND hWnd, LPCWSTR msg, LONG button=MB_OK, LONG icon=MB_ICONEXCLAMATION);

Tool.cpp

#include "StdAfx.h"
#include "Tool.h"

#define MSG_TITLE L"確認 - Y901w"

int messagebox(HWND hWnd, LPCWSTR msg, LONG button, LONG icon)
{
	return MessageBox(hWnd, msg, MSG_TITLE, button | icon | MB_SYSTEMMODAL);
}

を用意してメインウインドウで使ってみる。

#include "Tool.h"
//略
messagebox(hWnd, L"ウニコード", MB_OKCANCEL);

extern 宣言で使う場合は extern 宣言のほうにだけデフォルトを書けばいいようだ。
本当は名前空間か class で static にするほうがイイと思うけどコレが一番簡単。
Python のように自作関数は小文字と掟を作っておけば間違えることも無いだろう。

しかし今になって昔のコードを見るとメンバ変数に m_ を付けていないとかで迷う。
自分が書いたコードなのに似たような変数名をローカル変数にしていたら迷ってしかたがない。
だから m_ プリフィクスみたいな書き方を推奨しているのね、そうなることが解っているから。
Python の self 強制って実はありがたいと思った、C++ も this 強制でいいくらいだ。