Fedora 19 Install (HDD) part3

とうとう Fedora にもデフォルトで Python3 が入るようになった。
そりゃ当然 Python 作者達はいいかげんに移行してほしいだろうけど。

python3_japanese

Python2 の byte 列が単なる str のエイリアスだったのが厳密になっただけだが。
こんな感じで ascii より扱いづらくなるのよね。

それと Gtk+ を使って文字列のやりとりは UTF-8 と UCS-4 を変換しているのかな?
とにかく内部文字列が UCS-4 の言語だと色々とデメリットしか無い気がするが…
Windows だと内部も Python3 も、ついでに C# も UTF-16 だから逆に歓迎だが。
Vala なんて C# 風な言語なのに文字列は ascii なんだよね。

Seed, Gjs は今回もあるけど全然普及しないな…

Gedit で自作の Python 製プラグインがロードできない。
Could not find loader ‘python’ for plugin ‘html_escape’
Python が見つからないってどういうことだよ…
まさかと思って *.plugin のローダーを python3 に変更したら動いた、マジかよ。
公開プラグインは面倒だしトップページからお知らせでお茶を濁すことにする。
スニペットと外部ツールは以前のを ~/.config/gedit からコピペで使えた。

他の我が Python 製アプリはまだ問題なく動くみたい。
PyGst はやはり無くなったか、Y901x は早めに切り替えしてよかった。
どっちにせよ Python3 製に変更しなきゃいけなくなるだろう。

とにかく Fedora で Python を少しでも使っている人は注意してね。

**********

あまりに自然すぎて気が付かなかった。
dconf-editor の説明が日本語表示になっている。

dconf_editor_jp

メニューのカテゴリを変更したいな。
org.gnome.shell app-folder-categories
で指定するみたいだけど
[‘Utilities’, ‘Sundry’, ‘Office’, ‘Network’]
とやっても Office フォルダはできるけどメインメニュー側にも残るしブラウザフォルダは作成すらされない。
‘Network’, ‘Internet’ と 2 つ指定しないとインターネットカテゴリがまとまらない。

Enabling Categories in GNOME 3.8 Shell Application Menu

[‘Utilities’, ‘Games’, ‘Sundry’, ‘Office’, ‘Network’, ‘Internet’, ‘Graphics’, ‘Multimedia’, ‘System’, ‘Development’, ‘Accessories’, ‘System Settings’, ‘Other’]

のように全部カテゴリを指定すると全部まとまる。
/usr/share/applications/*.desktop
指定のカテゴリが複数ある場合は個別だとメインに残るということなのね。
これじゃ全部かデフォルト以外は選べない、あまり意味がない。

Fedora 19 Install (HDD) part2

Fedora はいったいどうしちゃったのだ…
標準の壁紙がダサい、今まで文句の付けようがないものばかりだったのに。
初めてデフォルト以外を使うことにした、ってコレはどうでもいいか。

とりあえず致命的な問題は無さそうである。
ということで Fedora 18 が入っていた旧 HDD からデータのコピー。
で困った。

今まで旧 HDD をシリアル ATA のスレーブに接続して普通にコピペしていた。
同様に接続して起動すると当然 Fedora 19 が立ち上がるがパスワードで弾かれる。
まさかと思って Fedora 18 のパスワードを入力したら立ち上がった、何だコレ???

しかも新旧のホームディレクトリが合体、ワケガワカラナイヨ。
試しに接続のマスターとスレーブを逆にしてみたら丸々逆になっただけ。
多分前回から変わったインストーラがそうなるようにしているのだろうけど。

とにかくこれじゃコピペできないよ、勘弁してよ。
一旦外付け HDD を経由、みたいにするしかなさそうです。

とりあえず最小限コピーをやってアプリ導入。

google-chrome の rpm を落す。
W クリックでインストールできるかな?
依存関係で wget と redhat-lsb が必要なはず。

おぉ今回は依存関係をダウンロードもしてくれるようだ。
でも肝心のインストールは失敗、コマンドならインストールできた。

sudo yum install google-chrome-s[残りは Tab キーで保管]

あぁいつもの Fedora だ。

先月の終わりくらいから SELinux に引っ掛るようになったけど同じだった。
SELinux ポリシーを変更するかもう少し様子見するかで迷う。

ところで Opera は Linux 用を新規で作るのをヤメてしまったんだね。
お金にならないのだろうし chrome エンジンでは選ぶ理由が無いしまあね。
会社苦しいんだろうな…

rpm-fusion は相変わらず GUI セットアップがうまくいかない。
Fedora 14 to the most current:
以下のコマンドを端末にコピペ、もう毎回すぎて慣れた。

で、音楽や動画のデコーダーは Totem への動画ドロップだけで以前同様に導入できた。
何故か一つ動画ファイルをドロップだけで手持ちメディアが全部再生できるようになった。
まとめてインストールになったのかな?

sylpheed, ghex, keepassx

えっと他に何かあったかな。

あと他に気が付いたことは、、、

起動時のマウスカーソル位置が左上から右下に変わっている。
勝手にアクティビティ画面にならなくなって少し嬉しい。

サスペンドが凄い、一瞬でオフになる。
一応書くと[電源オフ]メニューを出した状態で Alt キーね。

続く。

Fedora 19 Install (HDD)

Fedora 19 が出たのでいつものように新規インストール。
前回からインストーラが凄くなったけど、もっと凄くなっていた!

Live DVD を立ち上げる、当然英語、そのまま Install のボタンを押す。
勝手に日本語環境でインストーラが立ち上がった!
筆者は US キーボードを愛用しているがソレも自動認識した!

どうやって見分けたのだ、たまたまなのか?
17 が入っていた HDD に上書きだったのでそこから情報を得たとも考えられるけど。

上記のように筆者は Fedora 17 が入っていた HDD に上書きなので既存領域の削除をする必要があったけど空の HDD や領域の確保済であれば多分準備は何もする必要がない。
とっととボタンを押してインストール開始。

インストール中に root パスワードとユーザーを作成する。
パスワードはデラ厳しくなって 12 文字程度では怒られる。
記号数値アルファベットごちゃまぜで 20 文字以上にしたらやっと[強力]に。
正直面倒臭いけど今後はこのパスワードでいこう。

最後に[Quit]ボタンを押しメニューから終了させる。
DVD は自動で出てこない、うーん最後の最後が残念だった。

初回起動で日本語環境やキーボードの再確認をするようだ。
以上でインストール作業はおしまい。

速攻アップデート確認をしておこう、[ソフトウエアのアップデート]メニューが復活している。

※個人的な設定。

ホスト名はやはり localhost.localdomain になっている。
変更したい場合は[設定][詳細]で書き換えて再ログイン。
やはりログアウトメニューが出ないので gnome-session-quit コマンドを覚えようね。

hostname

やはりデフォルトではデスクトップに物を置けない。

gsettings set org.gnome.desktop.background show-desktop-icons true

デフォルトディレクトリ名変更は F2 キーでお好きな名前に。
しかしいいかげんに .bashrc とかも .config 以下に入れてくれよ。

nautilus3.8ja

で必須な VL Pゴシックフォントと dconf-editor を入れる毎度の作業が必要。
うん基本的に Fedora 18 と同じだな。

Fedora 18 との違いを確認。

ランチャの右クリックメニューでマウスアップを華麗にスルーするようになった。
GTK+ アプリは普通に認識する、あまり使わないとはいえ統一感が欲しいかな。

メニューが恐ろしく簡素になった、iPhone の真似かと。
でもコレって *.desktop ファイルでのカテゴリ分けが無意味なんじゃ…

デフォルトの日本語入力切り替えが Windows+Space キーになった。
おっと Alt+F1, Alt+F2 状態からでも入力ソース切り替えできる、切り替えも一瞬。
しかしこれは Fedora 17 以前と同様に戻っただけとも言えるんだけど。
Fedora 18 時のような小細工をせずとも快適に切り替えできるように。

ちょっと間違えやすい気がするけどしばらくデフォルトキーのままで使ってみよう。
ただ地域と言語の設定から[日本語ja]は決しておいたほうがいい、コレ何…

日本語変換エンジンが Anthy から IBus Kana Kanji 1.5 に変わったっぽい。
[きー]を変換すると [χ] とか辞書がとても残念なことに。
小文字の[っ]とかは ltu では駄目で xtu しか受け付けないようだ。
筆者はしばらく様子見しながら使ってみるけど大半の人が速攻変えてしまうかも。

Alt+F2 ランチャが Esc キーでキャンセルできないのは初期不具合なのだろうか。
Tab で保管、上矢印キーで履歴等は変わっていない。

GTK+ 及び GNOME アプリはやはり 3.8 になっている。
何故か Eye of GNOME が無くなっている。

Nautilus のメニューにショートカットキーが表示されるように、地味に嬉しい。
右クリックメニューには表示されないが、ゴミ箱へ移動は Ctrl+Delete とか Ubuntu とは少し違うのに。
テンプレートディレクトリに何か入れないと[新しいドキュメント]メニューが表示されなくなった、使わない人はまったく使わない部分だが Gedit で空の a.txt とか作って入れておいたほうが迷わないと思う。

Gedit や Totem のメニューバーは残っている、消えると思っていたが。
しかし Gedit は設定やバージョン情報がアプリケーションメニューに移っている。
でも Totem はメニューバー上のままだったりする。
GNOME デフォルトアプリといっても統一されないものだな。

gnome-screenshot で普通にキーボード入力できるようになったのは嬉しい。

おいおい、情報ダイアログ等を出した状態でウインドウを枠外に移動してみて。
ダイアログが枠内に残るよう変な動きをして面白い。
枠外に置いたウインドウのポップアップを見えるようにしたのか、なるほど。

マウスカーソルを下に持っていった時のニョッキ動作は確かに改善されている。
グッと下げないとニョッキしなくなった、イライラは減ると思う。

まったく素の状態で気が付いたことは今のところこのくらい。
18 時の改変でおかしくなった部分が改良されて日本語入力が残念になった感じ。
さて Fedora 18 HDD からデータのコピーとアプリの導入をして続く。

festival command

Linux で Mac OS の say コマンドのようなことをやりたい。
筆者は Mac を持っていないのだが検索すると面白そう。

厳密には GTK+ アプリ等で選択した文字列なんかを喋るようにしたい。

この英語スペルはどう発音するか等の簡易チェックに使いたい。
頻繁に使うわけではないので組み込みではなく単独アプリのほうがいい。
chrome 等から DnD で文字列を受け取ると読み上げるみたいな感じで。

GNOME3 には orca というアプリがある。
フォーカスのあるウインドウ文字列を読み上げる。
だけなのか。
つまり全部読み上げるので超鬱陶しい、求めているのはコレじゃない!
PyGI がエラーを吐いているし、日本語部はチャイニーズうんたらって何よ。

orca

というか、検索すると皆日本語を読ませようと四苦八苦しているみたい。
業務用途なら当然そうなるけど個人利用なら必要性をまったく感じないんだが。
英語の発音チェックに使いたいと考える筆者みたいな人はあまりいないのね。

ということで。

探してみると festival というコマンドがあるようだ。
Festival

私の Fedora 18 には最初から入っていた。

# stdout
echo "Read and Write" | festival --tts
# Read file
festival --tts read.txt

こんな感じで使える、これは使えそうだ。
英語で一定速しか読み上げできないけど私的には充分だ。

文字列のドロップで読み上げる PyGI ウインドウを作ってみる。
ついでにファイルドロップでも中身を読み上げできるように。

#!/usr/bin/env python
#-*- coding:utf-8 -*-

from gi.repository import Gtk, Gdk, GLib
import subprocess

class SayWin(Gtk.Window):
    def __init__(self):
        """
            Speech at the Drop string
        """
        Gtk.Window.__init__(self)
        self.connect("delete-event", Gtk.main_quit)
        self.set_title("Say")
        # DnD
        dnd_list = [Gtk.TargetEntry.new("text/plane", 0, 0),
                    Gtk.TargetEntry.new("text/uri-list", 0, 1) ]
        self.drag_dest_set(
                Gtk.DestDefaults.MOTION |
                Gtk.DestDefaults.HIGHLIGHT |
                Gtk.DestDefaults.DROP,
                dnd_list,
                Gdk.DragAction.COPY )
        self.drag_dest_add_uri_targets()
        self.drag_dest_add_text_targets()
        self.connect("drag-data-received", self.on_drag_data_received)
        # GtkLabel
        self.label = Gtk.Label("Please drop your Selection Text or File")
        self.add(self.label)
        self.show_all()

    def on_drag_data_received(self, widget, drag_context, x, y, data, info, time):
        if info == 0:
            # text/plane
            p1 = subprocess.Popen(['echo', data.get_data()], stdout=subprocess.PIPE)
            p2 = subprocess.Popen(['festival', '--tts'], stdin=p1.stdout)
            p1.stdout.close()
            p2.communicate()[0]
        elif info == 1:
            # text/uri-list
            uris = data.get_uris()
            filename = GLib.filename_from_uri(uris[0], None)
            subprocess.call(['festival', '--tts', filename])

SayWin()
Gtk.main()

say_app

GLib.spawn_command_line_async でパイプを使う方法が解らなかった。
subprocess モジュールでマニュアルどおりにしたけど何か冗長な感じ。
もう少しスマートにできそうだけど。

イマイチな感じもするけど目的どおりにはなった。
orca のほうが発音が解りやすいのでソッチが利用できればなと思うけど。

File manager for Xubuntu and Lubuntu 13.04

Nautilus は USB メモリ、デジカメ、スマートフォンを自動マウントできる。
携帯音楽プレイヤーの接続なら Rhythmbox、又は選択肢になるはず。

別途ドライバは一切不要、何も考えず USB ケーブルを差し込むだけで自動認識。
Windows のようにウザいだけのユーティリティアプリを導入する必要が無いのが嬉しい。

nautilus

余談だがファイルマネージャは GUI だけでなく実際のファイル管理も行っている。
つまり Nautilus 採用のディストリビューションであればマウントは保証できる。
筆者は Fedora で GNOME3 を愛用しているが当然 Ubuntu も同様である。

はて?
Xubuntu や Lubuntu では自動マウントはどうなるのかな?

五年以上 GNOME しか常用していない、というかメインは Fedora だし。
常用するデスクトップなら最低デジカメくらい自動マウントしてほしいし。

ということで。
せっかく Ubuntu の動作確認マシンを買ったのだから試してみることにする。
KDE 及びその他デスクトップ環境については他の人にまかせる。
メニューが超カオスになるので後から KDE 化するのだけは勘弁して。

sudo apt-get install lubuntu-desktop
sudo apt-get install xubuntu-desktop

起動して切り替えて USB メモリ、デジカメ、スマホを接続してみる。

Lubuntu @ PCManFM

pcmanfm

Xubuntu @ Thunar

thunar

あれ、コレらどのデスクトップでもマウント可能だったのか。
Ubuntu からコマンドで導入したので単体インストールの場合は保証できないけど。
PCManFM は何故か2つづつ表示されるけど。
Thunar は USB メモリ以外はアンマウントボタンが出ないけど。

とにかく素の Ubuntu からの変更であればスマホもデジカメも自動マウントできます。
常用可能なデスクトップ環境の選択肢が増えた、やったね。

ユーティリティアプリが必要ない人ならパソコンは Linux にしたほうがいいよ。
特にデジカメ画像で拡張子のみ小文字に変更したい場合に Linux は普通にできるし。
うっかり画像の拡張子を消してしまっても普通に画像と認識してくれるし。

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ついでに Alt+F1, Alt+F2 動作のチェック。

Lubuntu, Xubuntu 共 GNOME2 とまったく同じ。
具体的には Alt+F1 でメニュー、Alt+F2 で一行コマンドランチャ。

alt_f2

コマンドランチャは自動保管があり選択肢が残り一つになると全部コマンドが流し込まれる。
そのまま Enter で実行、そういえば GNOME2 はそうだったと思い出す。

ちなみに GNOME3 の Alt+F2 は端末と同様に Tab キーを叩くと保管に変わっています。
Alt+F1 は選択状態になった時点で Enter するだけで実行できる。

Unity だけ一切保管できない、何故クリックすることを強要する UI なのだと。
(Amazon 広告をクリックさせるため意図的なのだろうと憶測できるが)
筆者が Unity を避ける最大の理由でもあります。
コレに言及している人が少ないというより見たことが無いのが本当に不思議。

ただ私の環境だけかもしれないけど Xubuntu の Alt+F2 は異様に遅い。
もしかして保管用 GtkListStore を都度作成しているのだろうか?

しかし XFCE, LXDE 共 GNOME2 を参考にしているので操作性はほとんど変わらない。
Xubuntu は合成処理が使えるのが利点だが上記のように少し重い場面が多々ある。

というか Lubuntu が軽すぎる、軽くしたいのなら Lubuntu だけでいい。
両方入れるとメニューがカオスなことになるのでなるべく増えないようにしたいし。
それと XFCE は Ubuntu アプリとランチャが共通名な場合が多いので混乱しそう。

削除は下記でイケるようです。
Getting Back to a Pure Gnome on Ubuntu

********************

ついでに GNOME3 化もやってみる。

sudo apt-get install ubuntu-gnome-desktop ubuntu-gnome-default-settings

インストール途中で gdm の選択になる。
lightdm だと Ubuntu デフォルトのログイン画面、名前のとおりチョッピリ軽い。
gdm を選択だと Fedora と同じ GNOME デフォルトのログイン画面になるようだ。

gdm を選択して再起動、あぁ完全な GNOME3 になった。
SE Linux が無いので Fedora より軽い、ソレをどう見るかだが。

ただ Unity に色々と干渉してしまう、今の Unity は GTK3 ベースだから当然か。
なので完全に GNOME3 化してしまいたい場合以外は行わないほうが良さそう。
強制フォールバックの選択肢が無いことに笑える。

Xubuntu, Lubuntu は GTK2 ベースなので完全な別物として共存できる。
それぞれメリットとデメリットがあるので後はお好みで。

しかし Fedora なら GNOME3 一択で他を試そうとは全然思わないのだが。
筆者の場合は GTK3 と Python 使いだからというのが一番の理由だけど。
xubuntu の検索ワードでイッパイ人が来ている現実を見るとやっぱりみんな…