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jjs and gjs

jjs という JavaScript 実行コマンドがあることを今更知った。
JVM 上で動く、Jython みたいなものという解釈でいいのかな。
Open 含む JDK 1.8 の付属品で nashorn が実行エンジン。

openjdk_jjs

Fedora 23 にはデフォルトで入っている。
更に /etc/alternatives/jjs へのリンクが最初から /usr/bin にある。

Oracle Blogs 日本語のまとめ: [Java, JavaScript] Oracle Nashorn: A Next-Generation JavaScript Engine for the JVM

なんか起動が遅い、Java だから当然なのだが。
これでも IronPython より全然マシだ、てか DLR は完全に失敗作。

Gjs 同様に引数無しならインタラクティブシェルとして使える。
Ctrl+D で同様に終了できるけど改行してくれないな、別にイイけど。
引数に *.js を与えれば実行エンジンになる、まんま Gjs だな。

Gjs との違いは何だろう、遅くてもメリットがあるならヨシだし。

Nashorn(Java8のJavaScriptエンジン)でシェルスクリプト – よしなしごと

ってナンジャコリャ!ってくらい拡張されている。
ただこのシェル関連はインタラクティブシェルでは使えないようだ。

gjs, osascript で試すと全部できなかった、あたりまえか。
ヒアドキュメントだけでも他の実装に反映してほしいな。

Java Platform, Standard Edition Nashornユーザーズ・ガイド、リリース8

なんと JavaFX まで使えてしまうようです。
ただ OpenJDK には含まれていないので正規の Java8 が必要。

Changes/Java8 – FedoraProject

let は使えない。
実行引数の取得方法が実装毎で違うのはしかたがないが。
arguments オブジェクトが実行引数にも使えるのってコレ混乱しないかな?
引数指定に “–” が必要なのはどうなんだろう。
コレを忘れると引数を全部実行しようとするようだ。

#!/usr/bin/jjs

// gjs @ ARGV
// jjs @ $ARG or arguments (./hoge.js -- arg1 arg2)
// osascript @ function run(argv){}

var argv = $ARG;
//let argv = ARGV

if (argv.length == 0) {
    print("No argv");
} else {
    argv.forEach(function(element) {
        print(element);
    });
}

jjs, gjs とも console.log() は使えず print() で標準出力。
function run は AppleScript の機能なので当然 osascript のみ。
他色々あるけど、そもそもインポートできるものがバラバラ。
シバンを書いておかないとワケワカになるかも。

色々あるけど Java の資産があるなら便利だよね。
それよりバイトコードにビルドせず jre が使えることのほうが大きいかも。

ってドンダケ筆者はコンパイルが嫌いなの!と思われそう。
しかしなんか本格的に JavaScript の時代になってきているNE!

Nemiver Vala

何を今頃気になった。
前記事のように C/C++ という特定言語での GUI デバッガは Nemiver で賄える。
っって Vala みたいな別言語へのジェネレーターだとどうなるんじゃ?
gdb 直使いな人も気になる所かも。

経験値が多いなら出力された C ソースへリンクと予測できる。
でもやってみなきゃ断言できないな、試すとしよう。

Gtk.Application ? gtk+-3.0

valadoc.org がしばらく見ない内に色々進化していた。
ソコらはもっと詳しい人にまかせてと。
このページにある vala ソースを gedit にこんな外部ツールで Nemiver に渡してみる。

vala_gedit

nemiver_vala

全然面白くない結果になってしまった。
Vala から使っても生成された C ソースへのリンクになるってことね。
コレだと Vala で書いているソースコードの直接的デバッグにならないんですが。

Vala という超マイナーな言語で書ける人という時点で(以下略
現状ならソレでいいけどさ。
未来なんて誰も断言できないから。
スマートフォンがココまで普及すると予測できた人なんているのか?

Gedit gcc

Gedit の外部ツールは便利だが自分で設定したショートカットキーを忘れる。
簡単なキーに割付けたくてもできないことも多いし。
特に C ビルドで GLib や Nemiver の利用を振り分けしたい場合とか。

Nemiver | PaePoi

本格的に作るものなら当然 Makefile を用意するので問題ない。
けれどチビッと試したいコードのためにそんな面倒したくないですよ。
プログラミング関連は全部 F5 キーだけでまかなえないものか。

そうだ、’GLib.h’ という文字列が含まれているかどうかで振り分けできないか?
ものは試しだ、こんなツールを作ってみた。

#!/bin/sh
PYTHON="text/x-python"
GJS="application/javascript"
HTML="text/html"
BASH="application/x-shellscript"
VALA="text/x-vala"
CSRC="text/x-csrc"
echo @MIMEtype $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_TYPE
if [ $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_TYPE = $PYTHON ]; then
    python3 $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH
elif [ $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_TYPE = $GJS ]; then
    gjs $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH
elif [ $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_TYPE = $HTML ]; then
    google-chrome $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH
elif [ $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_TYPE = $BASH ]; then
    sh $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH
elif [ $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_TYPE = $VALA ]; then
    vala $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH
elif [ $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_TYPE = $CSRC ]; then
    src=`cat $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH`
    case $src in
        *gtk.h*)
            echo "Gtk Build"
            gcc $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH `pkg-config --cflags --libs gtk+-3.0` ;;
        *glib.h*)
            echo "GLib Build"
            gcc $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH `pkg-config --cflags --libs glib-2.0` ;;
        *)
            echo "Gcc Build"
            gcc $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH ;;
    esac
else
    echo Non Support File
fi

全部読み込んで case 文にしたのは inclide が一行目とは限らないので。
ぶっちゃけ効率ガン無視だがチョコッとビルド用途なのでいいよね。

ついでに Nemiver 用も

#!/bin/sh

src=`cat $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH`
case $src in
    *gtk.h*)
        echo "Gtk Build"
        gcc -g -o debug $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH `pkg-config --cflags --libs gtk+-3.0`
        if test $? -eq 0; then
            nemiver debug
        fi
        ;;
    *glib.h*)
        echo "GLib Build"
        gcc -g -o debug $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH `pkg-config --cflags --libs glib-2.0`
        if test $? -eq 0; then
            nemiver debug
        fi
        ;;
    *)
        echo "Gcc Build"
        gcc -g -o debug $GEDIT_CURRENT_DOCUMENT_PATH
        if test $? -eq 0; then
            nemiver debug
        fi
        ;;
esac

gedit_tool

これで F5 を押すだけで筆者が使う言語は全部まかなえるぜ。
あと PHP があるけどこれは Apache 経由でしか使わないので。

いや、本当はモードごとに書いたほうがいいのだろうけどね。
ツールが一つで自力振り分けのほうが筆者はメンテが楽なだけ。

g_file_set_display_name

GFile で g_file_set_display_name すると普通にリネームするんだね。

#!/usr/bin/env python3

import sys
from gi.repository import Gio

f = Gio.File.new_for_path(sys.argv[1])
f.set_display_name("nae_yuki.jpg")

rename

存在しないファイルでこの関数を使うと「存在しないよ!」とエラー。

rename_error

こうなってしまったので気が付いただけですが。
なるほど、メモリ上のデータではなくファイルポインタなのね。

ちなみに、これを利用してリネームツールをとか考えたけど。

mvにサヨナラ!renameコマンドのイケメンぶりが半端ない | techiela

rename コマンドってこんなに便利だったのか…
mv しか使ったことがなかったYO!

GtkPlacesSidebar

あれ、今まで Widget ギャラリーページなんてあったかな?
Widget Gallery: GTK+ 3 Reference Manual

Widget 画像をクリックするとそのページにジャンプできる。
これは微妙に便利。

てか GtkPlacesSidebar というものが 3.10 時からあったのか。
このページのおかげで今頃知ったぞ!

しかしどう見ても Nautilus の左ペインそのまんまだが何だこれ。
試してみるのが一番速いな、ということで。

#!/usr/bin/env python3

import gi
gi.require_version("Gtk", "3.0")
from gi.repository import Gtk, Gio, GLib

class SidebarTest(Gtk.Window):
    """
        Nautilus Sidebar
    """
    def __init__(self):
        Gtk.Window.__init__(self)
        # GtkPlacesSidebar
        sidebar = Gtk.PlacesSidebar.new()
        # Select Documents Directory
        doc = GLib.get_user_special_dir(GLib.UserDirectory.DIRECTORY_DOCUMENTS)
        f = Gio.File.new_for_path(doc)
        sidebar.set_location(f)
        # Add Shortcut
        f = Gio.File.new_for_path("/home/sasakima-nao/doc/html")
        if f.query_exists():
            sidebar.add_shortcut(f)
        # Signal
        sidebar.connect("open-location", self.on_sidebar_open_location)
        # etc...
        #sidebar.set_show_recent(False)
        #sidebar.set_show_other_locations(True)
        #sidebar.set_show_enter_location(True)
        self.add(sidebar)
        self.show_all()

    def do_delete_event(self, event):
        Gtk.main_quit()

    def on_sidebar_open_location(self, sidebar, location, open_flags):
        """
            location @ GFile
        """
        uri = location.get_uri()
        self.set_title(uri)

SidebarTest()
Gtk.main()

sidebar

外付け USB HDD を繋いだら普通に認識までしてくれたぞ。
ブックマークも同じ、本当に Nautilus の左ペインそのまんまじゃないか。
でも何故か 3.18 で「他の場所」部に移動した root が表示される。

ショートカットの追加も可能、ただし実在している必要があるようだ。
一部は非表示にもできるけど基本 Nautilus と同じってことみたい。

うーん、これってどういう場面で使うのだろう?
外部機器の接続監視やサーバーログインを自前でやる必要が無いのはいいが。
オリジナルな「開くダイアログ」以外の使い道が考え付かない DESU。