IronPython 2.7

世間は震災情報に釘付け、当然私もそうであります。
私自身は愛知、親族は中国地方ばかりなので混乱はありませんでした。

そんな最中で IronPython 2.7 正式版が出たようです。
ただでさえ注目度が低い言語なのにタイミングが悪すぎる…

ironpython – Release: 2.7

どうやら 2.7 から .NET 4.0 専用になったみたい。
.NET 4.0 を導入していないと使えないので注意。

インストーラ版は一つしかないので 64bit では今回も (x86) ディレクトリに入る。

デフォルトでは 2.6 とは違う場所にインストールされた。
又しても環境変数の書き換えか、Windows はコレが面倒くさい。
2.6 が完全に残るので比較するには楽でいいのだけれど。

構成ファイルは結構違う。
chm ヘルプが同梱された、CPython に合わせたのだろうけど chm は古い…

IronPython.Wpf.dll とかは何だろう?
と思ったけど情報が見つからないのでテキトーに試した。

# -*- coding: UTF-8 -*-

import clr
import wpf # IronPython 2.7
"""
clr.AddReferenceByPartialName("PresentationCore")
clr.AddReferenceByPartialName("PresentationFramework")
clr.AddReferenceByPartialName("WindowsBase")"""

from System.Windows import *
w = Window()
w.Title = "Titlebar"
w.Show()
a = Application()
a.Run(w)

reference 指定が import wpf だけでよくなった、簡単になって嬉しい。
他にも何か進歩があるだろうけど今はよくわからない。

2.6 には無かった gzip モジュールが有った。
残念ながら bz2 モジュールは無いみたいだがこれで tar.gz は展開できる。

2.7 互換なので collections.OrderedDict なんかも使える。

起動速度が 10% 早くなったらしい、もう少し早くならんかったのか…
たしかに 2.6 より起動は早いけど普段使うスクリプトには少しキビシイかも。

今のところこんだけ、ニュース見なきゃ。