Fedora and macOS sftp

macOS Catarina になって私的に一番困ったのが Fedora との接続です。
afp が使えなくなったので samba を使ってファイルのやりとりをしているのだけど。
Catarina にアップグレードした直後から唖然とするほど遅くなった。

初期化だけなら別にかまわないんだけど、すべてが遅い。
ディレクトリ移動毎にしょんぼりするほど待たされるってどうなのよ。

他の手段で Fedora から macOS のファイルにアクセスというと。
やっぱり UNIX 系 OS の基本は SSH ですよね。

ssh ユーザー名@macのコンピューター名.local/

ssh

普通に接続できた、しかもディレクトリ移動もまるでローカルのように早い。
ログインして cat コマンドで表示される文字列を端末エミュレーターからコピペ。
で大半の作業はイケるはず、てか Catarina になってからそうやっていた。

でもこれじゃファイルの転送はできない、何より面倒。
やっぱりファイルマネージャを使った GUI でやりたいよね。
sftp という ssh を使ったプロトコルがあったよな。
ものは試しのつもりで Nautilus で Ctrl+L を叩いて以下を打ち込む。

sftp://macのコンピューター名.local/

sftp

できるジャン、しかも感動するくらい早い!
Nautilus をもう一つ立ち上げ普通に DnD でコピペできる。
Gedit や eog で普通にファイルを開くこともできる。

てか、samba はコピーするとパーミッションが 600 になって困っていた。
コッチならパーミッションは維持される、すばらしい。

何故誰もこの方法を教えてくれなかったんだ!
ってしかたがないか、大半の人は Linux から macOS に接続なんて考えないし。
どちらかが Windows だと samba になってしまうよね。

mac sftp

ちなみに Finder からは sftp はできませんでした。
ssh すら、Firewall ポートは空けて SELinux を無効にしても駄目だった。
まだ何かやる必要があるみたいだけど Nautilus で全部やればいいから別にいいか。
だって Finder って使い辛いんだもん。

Atom: Script to atom-runner

macOS で Atom を使おうとしたら Script パッケージのアップデートが。
適用したらエラーで動かなくなった、なんじゃそりゃ。
バグ報告は上がっているようなので修正を待つとするか。

いや、ぶっちゃけ気に入らない所も多かったし別の手段も考えよう。
せっかくなので自作、も考えたけどアウトプットパネルはどうしよう?
Gedit みたいに標準では付いていないみたいだし、うーん。
もっとシンプルなパッケージを探して参考にしようかなと。

オススメのatomパッケージ7選 – Qiita

atom-runner というのを試しに入れてみた。
これは別 Pane を使って出力するようだ、なるほど。
そのおかげかパッケージもシンプルで素敵。

てゆーか、コイツは shebang どおりにスクリプトを実行してくれるヤン!
対応言語なんて shebang を書くなら設定不要、拡張子無しもイケる。
何だよ自分で作らなくてもいいジャン、こいつを今度から使うことにする。

ただデフォルトの状態だと何か表示が変、無駄な余白がある。
下側ピッチリに表示させたいんだけど。

Atom-Runner, Moving output pane to right side – support – Atom Discussion

こんなのを見つけた。
試してみると -4 に指定すれば下に出るようになるな。

#pane = panes[panes.length - 1][dirfunc](view)
pane = panes[panes.length - 4][dirfunc](view)

それとカレントディレクトリが全部ルート (/) になるんだが。
ファイルの場所を指定するには、新しいペインを表示する前に記憶すりゃいいかも。

  run: (selection) ->
    # add
    path = atom.workspace.getActivePaneItem()?.buffer?.file?.path
    @cwd = p.dirname(path)

##################################

    try
      '''dir = atom.project.getPaths()[0] || '.'
      try
        if not fs.statSync(dir).isDirectory()
          throw new Error("Bad dir")
      catch
        dir = p.dirname(dir)
      @child = spawn(cmd, args, cwd: dir)'''
      @child = spawn(cmd, args, {cwd: @cwd})

それと esc を押したら Pane も削除してほしいな。
https://flight-manual.atom.io/api/v1.41.0/Pane/
Pane.destroy() でペインは削除できるようだ。

  stopAndClose: ->
    {pane, view} = @runnerView()
    pane?.removeItem(view)
    pane?.destroy() # add
    @stop(view)

よし後は run:file を F5 に割り付けして。

理想どおりになったけどかなり改造してしまった。
Atom を使う人はプログラマーだからこんな改造はみんなできるよね。

GNOME 3.34 modal dialog bug

Fedora 31 の GNOME 3.34 にて。
Gedit でファイルの編集中にする。
F11 でフルスクリーンにする。
Ctrl+W でファイルを閉じようとして modal なアラートを出す。

何じゃこりゃ。

逆にフルスクリーンから戻すともっと悲惨。

自作アプリの Comipoli でファイル切り替えの動作が変だった。
モーダルダイアログを出すと一瞬だけ先頭ページが表示される現象に悩まされた。
これが原因じゃねーか、三日も悩んで損した。

GNOME だから 3.36 になるまでこのままなんだろうな。
しかたがないので Comipoli はしばらく GtkInfoBar に切り替えることに。

モーダルにできないのでキーボード処理は表示時のみ専用ハンドラに逃がして。
何故か use_markup が使えない、文字列だけにするしかないみたい。
gtk_info_bar_set_default_response が何故かエラーになる、困った。
スペースキーをガシガシするだけの特徴は残したいけど自前処理しか手段が無いな。
困った時の g_idle_add だ、この関数マジ便利。

#!/usr/bin/env python3

from gi.repository import GLib, Gtk

class ComipoliInfoBar (Gtk.InfoBar):
    def __init__(self):
        Gtk.InfoBar.__init__(self, no_show_all=True, valign=Gtk.Align.START)
        #
        self.uri = ''
        self.label = Gtk.Label(visible=True)
        area = self.get_content_area()
        area.add(self.label)
        self.ok = self.add_button('_OK', Gtk.ResponseType.OK)
        self.add_button('_Cancel', Gtk.ResponseType.CANCEL)

    def show_message(self, text, uri):
        self.uri = uri
        self.label.set_text(f'Next\n{text}\n\nEsc Cancel')
        GLib.idle_add(self._show_message)

    def _show_message(self):
        self.show()
        self.ok.props.has_focus = True
        return False

を GtkOverlay に乗せて。

class ComipoliWindow(Gtk.ApplicationWindow):
    def __init__(self, app):
        Gtk.ApplicationWindow.__init__(self, application=app)
        # InfoBar
        self.infobar = ComipoliInfoBar()
        self.infobar.connect('response', self.on_next_info)
        #
        # etc...
        #
        overlay = Gtk.Overlay()
        infolay = Gtk.Overlay()
        overlay.add_overlay(self.upperbar)
        overlay.add(infolay)
        infolay.add_overlay(self.infobar)
        infolay.add(self.canvas)
        self.add(overlay)

    def on_next_info(self, widget, res_id):
        if res_id == Gtk.ResponseType.OK:
            self.set_uri(widget.uri)
        widget.hide()

    def change_pixbuf(self, nex):
		#
		# etc...
		#
        next_index = cbzs.index(etc) + 1
        if l > next_index:
            esc = html.escape(cbzs[next_index])
            uri = GLib.filename_to_uri(GLib.build_filenamev([path, cbzs[next_index]]), None)
            self.infobar.show_message(esc, uri)
            ''' GNOME 3.34 bug
            dlg = Gtk.MessageDialog(
                transient_for=self,
                buttons=Gtk.ButtonsType.OK_CANCEL,
                #message_type=Gtk.MessageType.QUESTION,
                text=f'<span bgcolor="red">Next:</span> {esc}',
                use_markup=True,
                secondary_text='ESC Cancel')
            dlg.set_default_response(Gtk.ResponseType.OK)
            if dlg.run() == Gtk.ResponseType.OK:
                uri = GLib.filename_to_uri(GLib.build_filenamev([path, cbzs[next_index]]), None)
                self.set_uri(uri)
            dlg.destroy()
            '''

で。

なんとかなった。
もう少し debug してから更新します。

Fedora 31 Upgrade

Fedora 31 が出たので 30 からアップグレード。
方法はいつもと同じなので省略。

gnome-terminal の HeaderBar にあった妙な違和感が消え一般的になった。
python のリンクが python3 になった、今更感が凄い。
どうしても python2 が使いたいなら python2 と指定。
いや、デフォルトでは python2 は入っていないんだけど。

しかし Gedit は python の shebang を python2 と認識するまま。
#/usr/bin/env python3 と書かないと python3 と認識しない。

Super+A でのアプリケーションメニューのまとめが少し変わった。
サブ項目が「ユーティリティ」という一箇所にまとめられた。
多分 macOS の真似。

firewall-config と dconf-editor だけ Sundry にまとめられた。
システムに関するものをデフォルトと後入れに分けたみたいね。
iPhone みたいにドラッグして自分でまとめられるからどうでもいいかも。

Wayland でフルスクリーンから戻る時がスムースになった、気がする。
戻る時に表示が崩れることが多々あったけど今のところ起きていない。

後は、何も変わった気がしないなぁ。
一部のデフォルトアイコンや設定の配置が少し変わったけど別にって感じ。
後は GtkCheckButton の色が少し濃くなった程度しか解らない。

筆者の公開アプリやプラグインは全部そのまま問題なく動くし。
macOS と違って httpd.conf のカスタムなんかは引き継ぎされるし。
Celluloid がアップデートしていないのに落ちなくなったのは意図的?
最近の Fedora upgrade は問題が出なさすぎて面白くないや。

macOS sh

macOS で man sh を初めて見てみたんだけど。

つまり /bin/sh は /private/var/select/sh を起動する。
その /private/var/select/sh は /bin/bash へのシンボリックリンク。

つまり macOS の sh も bash が本体ということみたい。
環境によってリンク先は変わるかもだが筆者の Air はこうなっていた。
なんでこんな面倒な仕組みになっているんじゃい。
Fedora みたいに直接 sh というリンクにすればいいのに。

でもまてよ、sh と bash は動作が違っていたよな。
(bash|zsh) read command 2 | PaePoi

色々探してみたらこんなのを見つけた。
/bin/sh と /bin/bash の違い – 双六工場日誌

あぁそういうことだったんだ。
Fedora 30 で試したらやはり posix のオプションが違っていたよ。
sh は bash を posix sh 互換で起動する呼び出し方で合っているかな。
でも Fedora の sh は \n 文字を文字として扱うのよね、まあいいか。

しかし何故 dash も選択肢に入っているのか?
Debian Almquist shell – Wikipedia
debian 系のコレと同じものだと思うけど、標準で入っている理由がワカンネ。