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Gedit: fstring Highlighting

Gedit が Ctrl+Q で終了する、あれ?
今まではドキュメントを全部閉じてからでないと終了できなかったはず。
面倒だから Ctrl+W の連続押しをずっと使ってきたんだが、いつからだ?

NEWS ? master ? GNOME / gedit ? GitLab

書いていない、もしかして今まではバグだったとかだろうか。
Ctrl+F9 が Wayland では Ctrl を認識しないのは変わっていないけど。
てか GNOME 同梱から外れたのに開発は続いているみたい、GTK3 のまま。
まあいいや、今度から Ctrl+Q を使おう。

せっかくなので Gedit 小ネタ。

Gedit で Python を書いていて不満なこと。
fstring が色分けされない、いやこれは。

/usr/share/gtksourceview-4/language-specs/python3.lang

に認識する定義を書き込めば反映されるんですけど。
gnome-text-editor は色分けされるのでコレ用をそのまま反映させたい。
GTK3(GtkSource 4) と GTK4(GtkSource 5) で違うけど仕様は同じみたいですし。
GtkSource 4 の LanguageManager がドコを参照しているか調べる。

#!/usr/bin/env python3

import gi
gi.require_version('GtkSource', '4')

from gi.repository import GtkSource

man = GtkSource.LanguageManager.get_default()
print(man.props.search_path)

path

~/.local/share/gtksourceview-4/language-specs

が一番最初の参照先になる、$PATH と同じ UNIX お馴染みな仕様。
ココに GtkSource 5 用の python3.lang をコピーすればいいはず。

mkdir ~/.local/share/gtksourceview-4
cd ~/.local/share/gtksourceview-4
mkdir language-specs
cp /usr/share/gtksourceview-5/language-specs/python3.lang language-specs/

gedit

よしコレで fstring のストレスは無くなったぞい。
他の gnome-text-editor との色違いも同じ手段で同じにできるよ。

いや、本当はプラグインでやろうと思ったんだけど。
GtkSource.LanguageManager.set_search_path() がエラーになるのよね何故か。

WebP @ GNOME

Fedora 37 で今更気がついた。
WebP が Nautilus でサムネイル、及び Eye of GNOME で表示できるように。
EoG で拡張子を webp にて別名保存すると作成することさえも可能。
JPEG からでは Exif は消えてしまうけど回転情報に合わせて変換してくれる、凄い。

webp

上記が変換したもの、WebP も今は WordPress で普通にアップロードできるのね。
しかし PNG から変換したらサイズが 1/4 になって笑う。

size

heaf はライセンスの関係で GNU/Linux では今後も無理だと思う。
互換性無さすぎて実験用途にしか使っていないから別にいいけど。

#!/usr/bin/env python3

import gi
gi.require_version('Gtk', '4.0')
from gi.repository import Gtk, Gio

class Win(Gtk.ApplicationWindow):
    '''
        WebP Test
    '''
    def __init__(self, a):
        Gtk.ApplicationWindow.__init__(self, application=a, title='GTK4')
        f = Gio.file_new_for_path('webp.webp')
        pic = Gtk.Picture(file=f)
        self.set_child(pic)

app = Gtk.Application()
app.connect('activate', lambda a: Win(a).present())
app.run()

GTK4 もデフォルトで対応済。

GdkPixbuf でも読み書きできるけどオプションが解らん。
GdkPixbuf.Pixbuf.save
書いていないし cwebp のオプションとも違うようで、お手上げ。

#!/usr/bin/env python3

'''
    Nautilus Script @ Create WebP
'''

import gi, os
gi.require_version('GdkPixbuf', '2.0')
from gi.repository import GdkPixbuf

path_array = os.environ['NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_FILE_PATHS'].split('\n')
for filepath in path_array:
    try:
        pixbuf = GdkPixbuf.Pixbuf.new_from_file(filepath)
    except:
        continue
    webp_name = f'{os.path.splitext(filepath)[0]}.webp'
    pixbuf.savev(webp_name, 'webp')

とりあえず Nautilus Script を簡易で作ってみた。
ドキュメントに追記があるまでオプション無しで。
スクリーンショットの PNG から変換程度ならコレで十分だろう。

mac_img

macOS のプレビュー.app では WebP 変換の選択肢が無くて笑う。
まさか画像関連で Fedora のほうが優れている場合があったなんて。
ということで。

yamagara

ヤマガラ、トリミング無しでこのサイズいけた。
こういうのは劣化しないように JPEG のままがいいよ。
というか Exif を残さないと自分が困るもんね。

Python: open r+

Fedora 37 で今頃気がついたけど。
Anthy の辞書がまた PageDown でページ送りができなくなっているじゃん。

/usr/share/ibus-anthy/engine/engine.py は八月に更新されているな。
バッチは当ててくれなかったのか、気がつかなかったようで。
do_page_down なんてメソッドは定義されていないよメンテナさん。
しかたがない、今回も自前バッチを。

#!/usr/bin/env python3

'''
    Fedora 37 の Anthy で PageUp(Down) にて辞書送りできないのを修正
    コピペして sudo で実行しログインのやりなおし
    万が一失敗したら gnome-softwere から入れ直しで元通り
'''

import os

os.chdir('/usr/share/ibus-anthy/engine')

with open('engine.py') as f:
    src = f.read()
    dst = src.replace('do_page_up()', '__page_up(0)', 1).replace('do_page_down()', '__page_down(0)', 1)
    with open('engine.py', 'w') as g:
        g.write(dst)

今回は replace で。

いや Python の open には r+ という読み書きモードがあるんだけど?
と思うかもだけど r+ は使わないほうがいいよ。

#!/usr/bin/env python3

import os

with open('rw.txt', 'w') as f:
    f.write('ABCDEFG')

with open('rw.txt', 'r+') as f:
    src = f.read()
    #
    # 巻き戻すのを忘れずに
    f.seek(0)
    #
    # r+ での書き込みは以前の内容が残る
    dst = src.replace('ABCDE', 'a', 1)
    f.write(dst)
    #
    # 確認
    f.seek(0)
    print(f.read())
    #
    #=> 'aFGDEFG'

ね。
書き出しが短いと最初の語尾が残ってしまうんです。
文字数を合わせる、又はそれ以上なら問題ないんですけど。
ただ文字数を合わせても日本語だと以下のように。

#!/usr/bin/env python3

import os

with open('rw2.txt', 'w') as f:
    f.write('あいうえお')

with open('rw2.txt', 'r+') as f:
    src = f.read()
    f.seek(0)
    #
    # write は UTF-8 で書き出す
    dst = src.replace('あいう', 'aiu', 1)
    f.write(dst)
    #
    # 確認
    f.seek(0)
    print(f.read())
    #
    #=> 'aiuえおえお'

日本語はほぼ 3byte なので。
対策はあるんだろうけど、一番の対策は使わないことですよね。

ところで Nautilus 43 のリネームで入力メソッド切り替えが初回が無視される。
いやこれ US 配列キーボード愛用者以外には関係ないといえばそうなんですけど。
Ctrl+J のほうを使えばいいんだけど macOS と同じコッチを使ってしまうし。

Fedora とは関係ないけど GTK4 になった GHex もなんかおかしいな。

ghex font

Source Code Pro 以外のフォントだとはみ出すんだが。
なにがどうしてこうなるのか全然わからん。

kgx

Fedora 37 への更新通知が来た。
今回は Nautilus の GTK4 化と新規な端末エミュレーター以外はあまり興味が無い。
ということでクリーンインストールによる検証はヤメてアップグレード、いつも面倒だし。
問題なく数分でアップグレード完了。

あれ、gnome-terminal のままなんですけど?
探しても新規ターミナルエミュレーターアプリが見つからないんですけど。
デフォルトでは入らない、クリーンインストールなら入るのか?
いや、Nautilus はしっかり GTK4 化されているし。

What’s new in Fedora Workstation 37 – Fedora Magazine

書いていないね、Fedora 37 では gnome-terminal 継続だったのか。
gnome-softwere を開いて「コンソール」というアプリを見つけた。
コレが GNOME 43 本来の新規端末エミュレーターのようです、

console

kgx が実名、gnome-console とかそれっぽい名前じゃないんかい。
とにかくインストールして色々やってみる。

bash:tip_colors_and_formatting – FLOZz’ MISC

256color

問題なく 256 色表示できますね。
ショートカットは gnome-terminal から変わっていない。
bash 自体を Ctrl+D で終了させると終了するのも変わっていない。

タイトルバーにサブタイトルにて現在位置を表示、Gedit 等と同じ。
GTK4 のはずなのに DarkMode 全体設定には反応しない。
個別 DarkMode 以外の設定が何もない、いらないけど。
コンテキストメニューから現在位置にて Nautilus を起動が可能に。
Nautilus から「端末で開く」は導入しても gnome-terminal が開きます。

あ、Nautilus って「ファイル」の実名ね、何故最近は実名を隠すようになったのか?
kgx も実名を見つけるのに苦労した。

GNOME / Console ? GitLab

src を覗くまでマジでワカンネエってばよ。
何も問題なく見えるけど採用を見送った理由があるんだろうな。

しかしアップグレードのせいか何も変わっていないように見えるな。

Python typing

そういえば 10 月になった。
GNOME 43 はどうなったのかな?

GNOME Release Notes

シャットダウンが又してもアイコンのみに、コロコロ変わりすぎ。
ログアウト選択ダイアログの 2 アクションに戻るんだろうか?
macOS はずっと 1 アクションだし何年もメニューは変わっていないというのに。

gnome-terminal は新規ターミナルに置き換えみたい。
本サイトの Tips を書き換えしなきゃいけなくなりそうだ。

GTK4 化アプリは全部 Libadwaita デザインにするっぽいな。
GNOME に謎の魔改造をする某ディストロはどうすんのやら、しらんけど。

GNOME 43 for Developers

GtkInscription は解説を見てもよく解らないな。
Fedora 37 が出たら色々試してみよう。

役立たずだった GtkPicture に色々手を入れたみたい。
いや用途適にスマホの縦写真を回転してくれないと使い物にならんままですけど。

g_idle_add_once と g_timeout_add_once か、名前のとおりな関数。
FALSE を戻すだけでいいのにわざわざ別関数を作った意味は何だ?

Drag and Drop – GNOME Developer Documentation

もう筆者は知っているけど解説を作ったらしいので。
Python のコードを見るとアレッ、Python って型指定ができるの?

typing — 型ヒントのサポート ? Python 3.10.6 ドキュメント

-> は知っていたけどこういう指定も可能だったのか。
というか型指定は Python の型だけでなく Class ならなんでもいいのね。
Gio.File は PyGObject では Class 扱いです。

def on_drop(self, drop_target, value: Gdk.FileList, x, y, user_data=None):
    files: List[Gio.File] = value.get_files()

    # Loop through the files and print their names.
    for file in files:
        print(file.get_path())

たださ。
PyGObject は型指定しなくても動くし None 引数を省略できるんだが。

    drop_target = Gtk.DropTarget.new(Gdk.FileList, Gdk.DragAction.COPY)
    drop_target.connect('drop', self.on_file_drop)
    drop_target.connect('accept', self.on_drop_accept)
    self.add_controller(drop_target)

def on_drop_accept(self, target, drop):
    return True

def on_file_drop(self, target, value, x, y):
    self.set_uri(value.get_files()[0].get_uri())

筆者が書いたやつ。
型指定バリバリな解説は混乱を招くと思うんだけーが。

しかしこんなことで Python の知らなかった機能を知るとは。
Fedora 37 が出るまで Python Tips を書き足しでもするか。