Programming」カテゴリーアーカイブ

GtkDrawingArea GdkEvent

あけましておめでとうございます。
昨日出した comipoli がバグだらけで今年も正月からプログラミング。

まだおかしい、button-press-event がタイトルバーに反応する。
多分 GtkHeaderBar 部分もクライアントエリアとして認識されているかと。
GNOME は GtkHeaderBar を推奨だけど使うとこんな弊害が色々出るんだよなぁ。

GtkDrawingArea で GdkEvent を取ればいいのだが、手段が解らなかった。
普段あまりネタが無いのに元旦にネタができるという。

日本語で見つかったサイトはココだけだった、GTK2 だけど。
GtkDrawingAreaに図形を表示する
2019 年にもなって手打ち HTML かつスマホ用タグ無しサイトってどうなんだ。。。。。
いやそれはどうでもよくて。

c – In GTK+3, how do I get a drawingarea to respond to mouse events? – Stack Overflow

やはり GTK3 も gtk_widget_add_events と can-focus プロパティか。
とにかくやってみよう。

Events: GDK 3 Reference Manual

GdkEventMask を調べたら GDK_BUTTON1_MOTION_MASK なんて便利そうなものが。
マウス左ボタンを押しっ放しで動かした場合のみ飛んでくるシグナルのようだ。
自分でフラグを用意しなくてもいいのね、早速。

#!/usr/bin/gjs

const System = imports.system;
const GObject = imports.gi.GObject;
const GLib = imports.gi.GLib;
const Gio = imports.gi.Gio;
const Gtk = imports.gi.Gtk;
const Gdk = imports.gi.Gdk;

var DrawingWindow = GObject.registerClass({
    GTypeName: "DrawingWindow"
}, class DrawingWindow extends Gtk.ApplicationWindow {
    _init(app) {
        super._init({application: app});
        // var
        this.xy = [false, 0, 0];
        // HeadreBar
        let hb = new Gtk.HeaderBar({show_close_button: true});
        this.set_titlebar(hb);
        // DrawingArea
        let da = new Gtk.DrawingArea();//{can_focus: true});
        //da.set_events(
        da.add_events(
            Gdk.EventMask.BUTTON_PRESS_MASK |
            Gdk.EventMask.BUTTON_RELEASE_MASK |
            Gdk.EventMask.BUTTON1_MOTION_MASK |
            Gdk.EventMask.STRUCTURE_MASK );
        da.connect("button-release-event", (widget, event)=> {
            return false;
        });
        da.connect("button-press-event", (widget, event)=> {
            if (event.get_button()[1] === 1) {
                this.xy = event.get_coords();
                hb.set_title(`${this.xy[1]}/${this.xy[2]}`);
                widget.queue_draw();
            }
            return false;
        });
        da.connect("motion-notify-event", (widget, event)=> {
            this.xy = event.get_coords();
            hb.set_title(`${this.xy[1]}/${this.xy[2]}`);
            widget.queue_draw();
            return false;
        });
        da.connect("draw", (widget, cr)=> {
            cr.arc(this.xy[1], this.xy[2], 10.0, 0.0, 2*Math.PI);
            cr.fill();
        });
        this.add(da);
        // this
        this.resize(400, 400);
        this.show_all();
    }
});

var DrawingApplication = GObject.registerClass({
    GTypeName: "DrawingApplication"
}, class DrawingApplication extends Gtk.Application {
    _init(v) {
        GLib.set_prgname("Program");
        super._init({
            application_id: "org.sasakima.drawwin",
            flags: Gio.ApplicationFlags.HANDLES_OPEN
        });
    }
    vfunc_startup() {
        super.vfunc_startup();
        new DrawingWindow(this);
    }
    vfunc_open(files, hint) {
        this.active_window.present();
    }
    vfunc_activate() {
        this.active_window.present();
    }
});

new DrawingApplication().run([System.programInvocationName].concat(ARGV));

あれ?

cairo のクリアをしていないので追加描写だと思ったら書き換えされる。
逆にフォトレタッチみたく追加で描くにはどうすればいいんだ?
あぁヤルことが増えてしまった、それは後日ということで。
とにかくマウス左ボタンに追従する円のできあがり。

マウスだけなら can-focus プロパティはセットする必要が無いみたい。
GDK_KEY_PRESS_MASK 等を使うなら当然必須になると思うけど。

add_events, set_events のどちらでも動いた。
set は初期化、add は既にあるイベントに追加という振り分けみたい。
GtkDrawingArea は元々何もないので同じということね。

今年もこんな感じでいきます。

Automator JXA and shell

サービスがいいMacBookにしておく – ザリガニが見ていた…。

Automator ってコンテキストメニューが作れるんだ!
この方法なら筆者が書いた Finder Script より簡単にシェルが使える。
macOS アプリを JXA (AppleScript) で拡張 – L’Isola di Niente
いや Nautilus スクリプトと同じように使えるというべきか。

では早速。
Mojave ではサービスではなく「クイックアクション」になっています。

リンク先ではテキストの選択だけど Finder での選択もイケそう。
「Finder 項目を表示」を挟む必要があるみたい。
早速同じ AppleScript を試すと、、、、、

あぁ、やはりパス名は古い mac 形式、いつものことだ。
しかしこの input は CR 改行区切りの文字列なのか配列なのか?
JXA でないと筆者は解らないので「JavaScript を実行」に置き換えて。

function run(input, parameters) {
	
	// Your script goes here
	let app = Application.currentApplication();
	app.includeStandardAdditions = true;
	//let s = input.toString().split('\r').join('\n');
	let s = input.join('\n');
	app.displayAlert(s);

	//return input;
}

うん、JXA だと input は JavaScript の配列になるようだ。
こっちだと UNIX パスになるな、何故かはワカンネ。
最後の return は次に続くチェーンが無いなら不要みたい。

んで、名前を付けて保存すると。

~/Library/Services/

以下に保存される、*.workfrow はディレクトリのようだ。
中にある info.plist の NSMenuItem キーからメニューを変名できる。

まて、よく見ると「シェルスクリプトを実行」のアクションがある。
AppleScript, JXA だけでなく直接 bash も使えるようで。
入力を「引数として」の選択肢もある、これならどうなる?

ところでカレントディレクトリは又してもルートなんだろうか。
と思って調べたら $HOME だった、どっちにしろ移動しなきゃ。
ファイル実行ではないので $0 では調べられない、と最初思ったけど。
ファイルを選択してコンテキストメニューなんだから $1 でいいヤン。

cd `dirname $1`
echo "$@" > out.txt

で保存して Finder で何か選択して実行。
選択したファイルがある位置に UNIX 形式パスが IFS 区切りでリダイレクトされるのが確認できるはず。
これでシェルを簡単に使えるようになるのでお好きなコマンドを。
JXA とチェーンを繋げればかなり高度な自動化ができそう。

colon command

Bash, no-arguments warning, and case decisions – Stack Overflow

このページの

: ${1?"Usage: $0 ARGUMENT"}

がよく解らなかった。
先頭のコロンって何も起こらないコマンドだったはずだけど。
変数中の ? も今まで見たことがなかった。

何もしない組み込みコマンド ":" (コロン)の使い道 – Qiita

凄く詳しい解説をありがとう。

: echo 1
# 無視される

: | echo 1
# 1 が出力される

: touch one.txt > tow.txt
# 空の tow.txt だけが造られる

: ${var=3}
echo $var
# 3 が出力される

なるほど、先頭コロンが何もしないのは最初の引数だけなんだ。
でも :=, :? の場合は副作用が起こるということらしい

それと変数中の ? の正体は :? のようだ、イコールも同様。
:- と同様にコロンは実は無くてもいいということね。

つまり最初のは第一引数が無い場合は ? 以下をエラー出力して終了という意味。
こんな短いコードで実現、って Bash 解りづれぇYO!

uname

cat /etc/hostname

は macOS では使えないジャン!

えっと macOS でホスト名を得るには $HOSTNAME が使えるのか。
いや /proc/version とかも Linux だけだ、うーん。。。。。

カーネルのバージョンなどのシステム情報を調べるには

uname があった!
これなら Fedora, macOS のどちらでも同様だ。

シェルスクリプトの覚書色々 – L’Isola di Niente

ということで前回のデフォルト引数等を含めて書き換えました。
えらそうに Tips ページなんか作っていてまだ知らないこと多いな。

Bash Default Parameter

こんなページを見ていたんですが。
macOSのターミナル(bash)のプロンプトを変えました。 – Qiita

${BASH-no} って所の no はデフォルト引数ってことじゃないの?
シェルスクリプトの覚書色々 – L’Isola di Niente
デフォルト引数ならば ${BASH:-no} と書く、と思っていたんだけど確認。

Parameter Substitution

:-, – のどっちでも良かったのね!
macOS の 3.2.57、Fedora の 4.4.23 にて確認しました。

しかし /etc/profile の中身は Fedora と随分違うな。

Fedora も最後はドットコマンドで /etc/bashrc を取り込んでいる。
こっちは [ -n “${BASH_VERSION-}” ] とやはりデフォルト引数を使っている。

でも宣言されていない変数なら空文字になるのでいらなくない?

[ -n "${BASH_VERSION}" ]

だけでいいような。

/etc/bashrc の存在確認が -r だったり -f だったり。
バージョンが新しい Fedora では && を一切使っていなかったり。
同じ bash でもこういうのはベンダー毎に作っているんだね。

ところで macOS が 10.14.2 にアップデート。
JXA で NSMakeRect は使えないままでした、しょんぼり。