Gtk+ 3.10 on Ubuntu 14.04

Ubuntu 14.04 が出たが Fedora な筆者はどうでも…よくない。
GtkHeaderBar や GtkStackSwitcher は Unity 環境ではどうなるか確認せねば。
使用感とかは他人に任せてと。

筆者が書いた下記サンプルコードで試してみる。
GTK+ 3.10 – L’Isola di Niente

gtkheaderbar

GtkHeaderBar はそのまま使えるけど標準とは異なるものになってしまう。
つまり標準の Nautilus とかは改造しているということだったのか。

それに枠に影がなくなるのでウインドウが重なると境界が解らない。
更に最大化しても上部バーと一体化せず一段下へと標準とは異なる動作に。
というか、リサイズできなくなる。

なんだよ、つまり GtkHeaderBar は使えないということじゃないか。
詰めが甘いのか意図的なのかは解らないけど。
GtkStack, GtkStackSwitcher, GtkListBox は問題なく使えるようです。

GtkHeaderBar and GStreamer | PaePoi

GTK+ 3.10 なのだからこの動画の画面が出ない症状は同じだった。
いや GNOME だと真っ黒だけど Unity だと透明になる、音だけなのは同じ。
でも Totem 3.12 は GtkHeaderBar 採用になっているんだよな。
このあたりは Fedora 21 の時に。

appmenu

ApplicationMenu は GNOME と同様になるようにしたようです。
なのに何故か Nautilus 等のメニューバーは古いものを採用。

nautilus_gnome

menubar_ubuntu

同じ Nautilus 3.10.1 のはずなのに何だよこの違い。
というかこれなら 3.8 のままでいいじゃないか、と思うのだが。

他にも GNOME 3.10 を知っている人ならツッコミ所が多々。
3.10 で GtkStackSwitcher になった部分が全部 GtkNotebook に変更って。
ユニバーサルアクセス設定等の GtkListBox も同様、これは古いアプリのまま?
GtkHeaderBar 以外は特に問題ないのに何故古いままな UI に戻すやら。

他にも GNOME がボタンをアイコン化した部分等も何故か文字列ボタンに戻している。
GNOME プロジェクトの成果物に昔ながらの UI をわざわざ被せた感じ。
おかしいな、Unity ってタッチパネル向けに振った UI じゃなかったか?

独自にやっていたらベースの GNOME アプリ側もやってきたので色々あるだろうけど。
3.12 は Gedit も Totem も GtkHeaderBar になるんだが、どうするのだろう。

当面 GTK+ アプリは Unity 環境専用ビルドを別途で用意する必要あり。
なんて嫌だぞこのやろう。