GLib stdin

時は 2015 年

@ サイト管理者やプログラマー
今後は更にスマートフォンの時代になる、タッチパネル向けに作らなければ!

@ 絵師
ソシャゲ用イラストの需要が凄い、ソッチ向けを考慮しなきゃ!!

@ 一般的な人
モンストと Line で忙しい、おっと便利なサイト発見etc…

@ ネクラでキモチワルイ人達
スマホで充分という人はパソコンでもたいしたこと(以下略)ドャァ!!!

こうなることは解っていたがスピードが速すぎな気がする。
実際の話、仕事に必要という理由以外でパソコンを買う人は減る一方なのは確実。
筆者は Fedora 愛用だが実は他人には Mac かタブレットを勧めている。
Linux なんてサイトを自力で作っている人以外にはメリットが無いので。

確実なのは Windows は既にデファクトスタンダードでは無いということ。
モバイルでの Web に関してはもはや Safari がスタンダードに近い。

大型バイク乗りのオッサン、もういいかげんにビクスクを認めろよ。
確かに大型バイクはカッチョイイけどそんなものオイラ達には不要なんですよ。
PCX150 がバカ売れしている時点で余程のバカでなければ気が付くはずなのだが。
その「余程のバカ」が多すぎる、スマホ普及率をガン無視するネラー共と同じく。

絵に関しては Mac 使いにまかせる、その理由で Mac にしたはずだし。
こんな時代にパソコンを使うならプログラミングは必須。
でないとネクラでキモチワルイ人達の一人だと思われてしまう。

そんなこんなで GLib Tips のページを作ろうと思ったわけですが。
GLib って scanf, fgets, fgetc という標準入力のラッパーが無いんですね。

scanf は色々アレなので fgets を今迄使っていたのだが。
コレも色々ある、バッファオーバーランに無力だしスタック領域が無駄だし。
何より改行コード付随というのが気に入らない。

#include <stdio.h>
#include <string.h>
 
int
main (int argc, char *argv[]) {
    char line[256];
    printf("Hi!\nPlease enter your name: ");
    fgets(line, sizeof(line), stdin);
    /* Remove '\n' */
    line[strlen(line)-1] = '\0';
    printf("Welcome, %s!\n", line);
    return 0;
}

ライブラリ関数で取得したものを自力で再加工なんて無駄にもほどがある。
ならば最初から自力で取得し加工したほうが無駄がない。

/* valac -C src.vala */
stdout.printf ("Hi!\nPlease enter your name: ");
var name = stdin.read_line ();
stdout.printf ("Welcome, %s!\n", name);

Vala には stdin.read_line() という便利な関数がある。
コレをどう C 言語にジェネレートしているか -C オプションで確認。
なんと自前で関数を作って適用するという恐るべし手段を使っていた。
相変わらず最適化依存のナニコレなコードを出力するが省略するとこういうこと。

#include <glib.h>
#include <stdio.h>

/* gcc src.c `pkg-config --cflags --libs glib-2.0` */

static gchar*
iostream_read_line (FILE* p) {

	GString* gstr;
	gchar* result;
    gint n;

	gstr = g_string_new("");
	while (TRUE) {
	    n = fgetc(p);
        if (n == ((gint)'\n') || n == EOF) {
			break;
		}
	    g_string_append_c(gstr, (gchar)n);
    }
    result = g_strdup(gstr->str);
    g_string_free(gstr, TRUE);
    return result;
}

int
main (int argc, char *argv[]) {

    gchar* line;

    g_printf("Hi!\nPlease enter your name: ");
    line = iostream_read_line(stdin);
    g_printf("Welcome, %s!\n", line);
    g_free(line);

    return 0;
}

glib_iostream

fgetc で 1 byte ずつチェックしヒープ領域に積み立てて最後にポインタを戻す。
なるほど、これならスタック領域の無駄も最小限だしバッファオーバーランの心配も皆無。
日本語入力も半角スペースも何一つ問題なく処理できてしまう恐るべき関数であった。
Vala を作っている人達は想像以上に頭がいいようです。

ライブラリ関数に徹底的なほど拘るのも悪くないと思うんですけど。
強引に利用するより自分で関数を作ったほうが建設的だなと。
つか、ライブラリ関数に拘る人ってモレなく何もアプリを作っていない現実がね。