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GTK4: Clipboard

ビックリ、Fedora 36 に何故か Python2 が入っていた!

gimp

Gimp にくっ付いてきたのか、PyGtk まで。
てか Gimp で使う Python って 2 のままなのかよ。

そりゃ Gimp 自体が GTK2 だし。
GTK って今は GNU Tool Kit という意味だし。
もしかして開発止まっている?
別の SVG エディタを探すか、mac で探したほうがいいような。

ということで平日は軽く GTK4 でクリップボード。

#!/usr/bin/env python3

import gi
gi.require_version('Gtk', '4.0')
from gi.repository import Gtk, Gdk

class Win(Gtk.ApplicationWindow):
    '''
        GTK4: Clipboard Copy and Peast
    '''
    def __init__(self, a):
        Gtk.ApplicationWindow.__init__(self, application=a)
        # Copy Button
        cbutton = Gtk.Button(label='Copy')
        cbutton.connect('clicked', self.on_button_c_clicked)
        # Paste Button
        pbutton = Gtk.Button(label='Paste')
        pbutton.connect('clicked', self.on_button_p_clicked)
        # Entry
        self.entry = Gtk.Entry()
        #pack
        box = Gtk.Box(orientation=Gtk.Orientation.VERTICAL)
        box.append(cbutton)
        box.append(pbutton)
        box.append(self.entry)
        self.set_child(box)

    def on_button_c_clicked(self, button):
        # entry text
        text = self.entry.get_buffer().get_text()
        clipboard = button.get_clipboard()
        clipboard.set(text)

    def on_button_p_clicked(self, button):
        clipboard = button.get_clipboard()
        clipboard.read_text_async(None, self.on_read_text_async)

    def on_read_text_async(self, clipboard, res):
        text = clipboard.read_text_finish(res)
        self.entry.get_buffer().set_text(text, -1)

def app_activate(a):
    w = Win(a)
    w.present()

app = Gtk.Application()
app.connect('activate', app_activate)
app.run()

文字列以外はあまり使わないと思うので文字列特化。

最初 init で文字列を入れようとしたけど全然駄目だった。
クリップボードは init を抜けてから操作しましょう。

GtkClipboard が GdkClipboard に代わっているけど GTK3 とほぼ同じ。
get_clipboard はどの Widget でもいいみたい、変な感じだけど。
set_text がバインドされていなくて戸惑うけど実はコレでいい。
読み込みは非同期にしないと上手くいかないみたい。

WordPress が 6.0 になった動作確認書き込みでした。

GNOME Adw

GNOME には GTK+ だけでなく Adw というものもあります。

Adw ? 1

モダンな GNOME アプリを作る GTK4 ベースな部品だそうです。
Fedora 36 にはデモアプリが最初から入っています、以下のコマンドで。

$ adwaita-1-demo

adw_demo

この demo のソースは以下にあります。

demo ? main ? GNOME / libadwaita ? GitLab

他にサンプルコードが以下にありました。

examples ? 2bf94101 ? GNOME / libadwaita ? GitLab

かなーり解り辛いです、Linux はこんなもんです。
細かいことはリンク先のソースや英語を読んでもらうとして。

#!/usr/bin/env python3

import gi
gi.require_version('Gtk', '4.0')
gi.require_version('Adw', '1')
from gi.repository import Gtk, Adw

class Win(Adw.ApplicationWindow):
    '''
        Adw: Sample Code
    '''
    def __init__(self, a):
        # Set Adwaita Style
        manager = Adw.StyleManager.get_default()
        manager.set_color_scheme(Adw.ColorScheme.DEFAULT)
        # init
        Gtk.ApplicationWindow.__init__(self, application=a)
        # TitleBar
        titlebar = Adw.HeaderBar()
        # Tab
        view = Adw.TabView()
        tabbar = Adw.TabBar(view=view, autohide=False)
        # First Page
        label = Gtk.Label(label='First Page\nPress Alt+2')
        page1 = view.append(label)
        page1.set_title('tab1')
        # Second Page
        button = Gtk.Button(label='This is Button\nShow Toast', vexpand=True, halign=Gtk.Align.START)
        button.connect('clicked', self.on_button_clicked)
        page2 = view.append(button)
        page2.set_title('tab2')
        # Toast
        self.toast = Adw.ToastOverlay(child=view)
        # pack
        box = Gtk.Box(orientation=Gtk.Orientation.VERTICAL)
        box.append(titlebar)
        box.append(tabbar)
        box.append(self.toast)
        self.set_content(box)
        self.set_default_size(400, 300)

    def on_button_clicked(self, button):
        toast = Adw.Toast(title='This is a Toast Message')#, priority=Adw.ToastPriority.HIGH, timeout=0)
        self.toast.add_toast(toast)

def app_activate(a):
    w = Win(a)
    w.present()

app = Gtk.Application()
app.connect('activate', app_activate)
app.run()

色々試してみました。

adw

まず Adw.StyleManager で DEFAULT を指定します。
無くても動きますがコレをやらないとこの見た目にはなりません。

AdwWindow という GtkWindow のサブクラスがあります。
なんとタイトルバーがありません、set_titlebar 関数すら省かれている。
GtkBox と AdwHeaderBar を使えばタイトルバーは再現できるようです。
GtkHeaderBar を入れても普通に動きます。

部品設置には set_child ではなく set_content を使います。
普通に GtkWidget が配置できます、何故関数名を変えたのか解りません。
正直、存在意義がよく解らないけど理由があるんだろうなって。

Adw.TabView

AdwTabView は設置しただけでリンク先のショートカットが有効になる。
便利だけれど AdwTabBar を配置すると Ctrl+PageDown は動作しなかった。
いや普通 Alt+数値キーですよね、Google Chrome や Gedit もそうですし。

Adw.Toast

GtkOverLay を駆使するより簡単にアプリ内 Notify が可能です。
Adw.StyleManager を指定しないと背景が無い残念な Notify になる。
これは便利ですね、ただ Nautilus のように上から出せないのかな?

これ以外は demo をご覧ください。
サンプルコードはこの demo くらいしかありませんでした。

Python switch (match)

Python コードを書いていて文字列前後の空白を削除する必要があった。
うっかり trim() と書いたんですけど、こんな例外が。

trim

教えてくれてありがとう、Python では strip() でしたね。
いやぁ筆者を含めて Javascript と混同する人が多いんだろうな。
てかいつのまにこんな親切な例外表示になったんだ?

What’s New In Python 3.10 ? Python 3.10.4 ドキュメント

特に記述は無いけど Better error messages の一つかな。

そんなこんなで上記ページを初めて見たんですけど。
あら Python にもとうとう switch 文が、いや match ですけど。
と思ったんですけど何か変。

break いらないの?

#!/usr/bin/gjs

function func(num) {
    switch(num) {
        case 1:
            print('one');
            //break;
        case 1:
            print('once again');
            //break;
        default:
            print('default!');
    }
}

func(1);

/* output
one
once again
default!
*/

switch 文だとこうなる、C 言語等も同様。

#!/usr/bin/env python3

def func(num):
    match num:
        case 1:
            print('one')
        case 1:
            print('nce again')
        case _:
            print('default!')

func(1)

''' output
one
'''

なるほど、だから switch ではなく match か。

というかコレ if-elif-else の別表記でしかないんだな。
以上とか未満みたいな case はできないみたいだし使い所は微妙。
読みやすくなるかわりに階層が深くなるデメリットも。

でも一番問題なのは。。。。。
Gedit や gnome-text-editor で現状では強調表示されないことかも。

# Gedit
/usr/share/gtksourceview-4/language-specs/python3.lang

# gnome-text-editor
/usr/share/gtksourceview-5/language-specs/python3.lang

に自分で追記すればイケるはず、必要ならばだけど。
4 が GTK3 で 5 が GTK4 なのよ、バージョンがややこしくなったもんだ。

Comipoli 0.5.0

Comipoli GTK4 版を公開しました。
Linux アプリケーション – Paepoi

アイコンがどうしても設定できず丸一日使った。
application_id と desktop ファイルと SVG アイコンの名前。
コレらの名前は完全に同じにしないと適用されないってことらしい。
そうしないとアプリ名も application_id で表示されるという。

SVG を作るために超久々に Gimp を使った、何年ぶりだろう?
大きいほうは下記を使って手抜きした、いや小さいほうも手抜きだが。
PNG to SVG ? PNGファイルをネット上でSVGに変換する

ss

新しいスクリーンショットはアクティブオーバービューでも使えるぞ!
ほんの出来心で PrintScreen を押したらできてビックリ。

それと関係ないかもだが、Fedora 36 はデフォルト状態で rar を展開できるぞ!
unrar を入れていないのに cbr のサムネイルが表示されてビックリした。
事実ドキュメントビューアーで観覧できる、どうやっているんだ?
いや rar 圧縮はできないんですけど、でも探せば API はあるかも。

そんなことよりコレだ!

new_window

この「新しいウィンドウで開く」がどうしても実装できない。
GTK3 では desktop ファイルに書き込むんだけど同じようにしても出てこない。
事実 gnome-text-editor の desktop には Actions キーなんて無いし。
まだ調べるけど今回は「今後の課題」ということで。

このアプリケーションメニューで複数ウインドウからの選択ができるんだけど。
コレは GtkWindow.props.title を設定すれば自動でやってくれる。

appmenu

HeaderBar を使っていても title プロパティは変更しようね。

後は、Comipoli のソースを見てください。
Y901 シリーズは公開終了、今度は mpv の拡張スクリプトでもまとめるかな。

Fedora 36: ibus-anthy

PageUp/PageDown do not work to scroll candidates ? Issue #27 ? ibus/ibus-anthy ? GitHub

ibus-anthy の変換候補が PageUp/PageDown でページめくりできない件。
ずっと Wayland 対応が理由だと思っていたけどこれバグだったのか。

てかこの uneyama って人スゲェな、よくこんなの見つけたなって。
差分バッチを提供してくれているけど、当ててくれるかどうかだ。

anthy

今の anthy は Red Hat が管理しているはずなんだけどなぁ。
とはいえ anthy って Python 製なんだし。

/usr/share/ibus-anthy/engine/engine.py

を二行ほど書き換えするだけだ、自力バッジでやってもいいかも。

#!/usr/bin/env python3

'''
    コピペして sudo で実行しログインのやりなおし
    sudo python コピペしたソース.py
'''

import os

os.chdir('/usr/share/ibus-anthy/engine')

with open('engine.py') as f:
    txts = f.read().split('\n')
    s = txts[1521].strip()
    if s == 'self.do_page_up()':
        print(f'{s} を self.__page_up(0) に書き換え')
        with open('engine.py', 'w') as f:
            txts[1521] = '            self.__page_up(0)'
            txts[1528] = '            self.__page_down(0)'
            f.write('\n'.join(txts))

一旦ログアウトしてログイン。

よし PageDown が動くようになった。
Python の open ってネストできるんだ、勉強になって一石二鳥。

万が一失敗したら gnome-softwere から入れ直しで元通り。
今まで ibus-kkc に即換えしていたけど当分コレを使ってみる。
mozc は US 配列 RealForce だと不便なだけだし。

あと wmv ファイルがあるディレクトリを Nautilus で開くとが落ちる。
wmv のサムネイルを作成しようとしてクラッシュしているようです。

GStreamer: open source multimedia framework

GStreamer の対策版は出ているようだけど。
令和の現在ではそれほど問題にはならないしコレはのんびり待つか。

PHP を入れたら PHP 8.1.5 になっていた。
筆者の使用範囲では PHP7 と同様だけどコレも勉強しないとな。

今日はここまで。