Linux」カテゴリーアーカイブ

g_file_trash ってのがあった

何を今頃気がついた。
Eye of GNOME って Delete キーで「ゴミ箱へ移動」ができるんだね。

sakura241

これは…早速ソースコードを拝ませてもらわなきゃ、ダウンロード。
このポイントだけ知りたいんだから GPL 関係は大丈夫だろう。
というか Y901x はオープンソースだし。

Eye of GNOME

とにかく g_file_trash なんていう関数を使えばいいと解った。
しかしスゲェ、ゴミ箱に入れられるかどうかチェックして g_file_delete と振り分けている。
標準アプリはやはりこういう部分をキチンと考えて作っているんだなと関心する。

コレってやはり Gnome てか Nautilus に依存するのかな?
でもそんなの関係ねぇ(古い…最近マジでテレビ見ないし
つーか Y901x は D&D 処理自体から Nautilus に依存だ、わっはっはシラネ!

それよりこれって Python バインディングではどう書くのだ?
海外を探してもなーんにも見つからないんだが。

思いつくかぎりのワードで探して gio なんてモジュールがあると解った。
後は dir(gio) で gio.File を見つける、どうやらコレっぽい。

gio

あぁやっと見つかった。
何かもの凄い無駄なことをしているような気がしなくもないが私はいつもこんなだ。
ということで実験で書いてみたコード。

#!/usr/bin/env python
#-*- coding:utf-8 -*-

import gtk
import gio
import urllib
import os.path

class TrashWin(gtk.Window):
    """
        ドロップされたファイルをゴミ箱に捨てる
    """
    def __init__(self):
        gtk.Window.__init__(self)
        # D&D の準備
        dnd_list = [("text/uri-list", 0, 0)]
        self.drag_dest_set( gtk.DEST_DEFAULT_MOTION |
                            gtk.DEST_DEFAULT_HIGHLIGHT |
                            gtk.DEST_DEFAULT_DROP,
                            dnd_list, gtk.gdk.ACTION_MOVE )
        self.connect("drag_data_received", self.on_drop)
        # いつもの処理
        self.connect("delete-event", gtk.main_quit)
        self.resize(320, 150)
        self.show_all()

    def on_drop(self, widget, context, x, y, selection_data, info, time):
        drops = selection_data.data.split("\n")
        for drop in drops:
            name = urllib.unquote(drop)[7:-1]
            if os.path.isfile(name):
                # ゴミ箱へ Go!
                obj = gio.File(name)
                obj.trash()

if __name__ == "__main__":
    w = TrashWin()
    gtk.main()

こんなにアッサリ作れてしまった…例外や失敗の処理無しならたったの二行。
trash メソッドの引数は不要みたい、成功すると True が帰ってくる。

つーことで早速 Y901x に入れて更新!
ボタンも真似させてもらった、set_default_response で OK ボタンが選択できるのね。

Eye of GNOME プラグインは面倒

Eye of GNOME でリネームプラグインを作る。
って書いたけど本当に作れるんかいな?

Gedit/Plugins – GNOME Live!
EyeOfGnome/Plugins – GNOME Live!

gEdit とは扱いが随分違うなぁ… HowTo も何もない、勘で作れと?

Eye of GNOME Reference Manual

これ Python にバインディングされているのだろうか?

EyeOfGnome – SunagaLab

以前貼った所をよく見ると window.get_image() メソッドが使えているからできるのだろう。
ただ、9.04 付属の 2.26.1 はこの機能が標準装備、進化って悲しいなぁ。
他の Python への変換は勘でなんとかなると思う、今更 C で作りたく無いよ。

とにかく実際に書いてみるのが一番早い、とりあえず Plugins ページ一番下にあったコードは動いた。
次は gEdit プラグインを作ったのと同じように MessageBox を出すのを作って試す。

っっって

何これ、Eye of GNOME ってプラグインから例外を出すと終了してくれない!
端末から eog で起動して終了しなかったら Ctrl+C で強制終了さなきゃやってられん。
GUI アプリでコレをやるとは思いもしなかった。

eogdebug

2 と出ているのは debug 用でどこまで動いたかを print しているだけだから気にしない。
最初それが解らなくて再起動やログアウトをやるという無駄なことをしてしまった。

こんなことをやっている間に気がついた。
Ubuntu 9.04 って Ctrl+Alt+BackSpace で X の再起動ができなくなっている!

Ubuntu 9.04 Beta ctrl+alt+backspaceを有効にする。

$ sudo apt-get install dontzap
$ sudo dontzap -d

しなきゃいけないのね、何故わざわざ無効にする必要があったのか理解できない。
おいおい、そんなことをしている間に今日が終わっちゃう。
はたしてこの計画は進むのだろうか?

Linux のゴミ箱

Y901x 0.1.1 バグ修正を公開しました。
ココにリネーム方法を書いたのに少し書き換えた私がアホだった…

ところで

何を今頃気がついたが os.remove でファイル削除するとゴミ箱に入らずに消滅する。
そういえば UNIX には元々ゴミ箱なんて無かった、つーか rm で削除すると消滅ですがな。

何か Nautilus に慣れてしまってゴミ箱に入るものだとうっかりしていた。
Windows ShellAPI の SHFileOperation みたいな方法は無いのだろうか?

ちなみに Ubuntu のゴミ箱に捨てたファイルは以下にある。

~/.local/share/Trash/files

しかし調べてみるとディストリビューションによって下記もあるようで。

~/.Trash
~/.Trash-0

ゴミ箱 – Wikipedia

規格の範囲でファイルマネージャ毎に決めているっぽい。
FreeDesktop.org での規格なら xdg-trash とか、無いか…

Ubuntu — Details of package xdg-utils in jaunty

ついでに、メニューのインストールには xdg-desktop-menu を本当は使わなきゃいけないのね。
make や dpkg は勝手にそれをやってくれるということでいいのかな。
Y901x のインストールスクリプトは言うまでもなく直で突っ込んでいる、知らなかったよ。
Ubuntu 限定に近いから別にイイんだが真似しないほうがいいよあの方法は。

Ubuntu日本語フォーラム / HOWTO: CLIからゴミ箱を使う

こういうのがあるのか。
端末からゴミ箱利用はかなり微妙だけど保険にはなるかも。
間違えて Blog の画像を全部消したコトがある私はそう思う。
でもレンタルサーバーで FTP ソフトを使ったら全く意味が無いとも。

コレをインストールしてもらえば…だからソレはやりたくない。
よし決めた、面倒だから当面は消滅のままでいいや!これが私の(略

VirtualBox の今後

Ubuntu 9.04 上の VirtualBox ose にとりあえず Windows XP を再投入。
それは普通に終わり、さて GuestAdditions だ。

メニューから普通に実効したが GuestAdditions がマウントできない!
何か変だ、落ちてきた iso をよく見るとたったの 32 bytes だった。
んなわきゃネェ!中身を見るとやっぱり HTML だ、つまりダウンロード失敗。

http://dlc.sun.com/virtualbox/2.1.4/
ココから無理やり落と…せない。

wget http://download.virtualbox.org/virtualbox/2.1.4/VBoxGuestAdditions_2.1.4.iso
も駄目だ、あきらめよう。

追記 @ 2009.05.03 17:45
駄目元で今日 wget したら落ちてきた!昨日がたまたまなのか修正なのかは解らない。
本体からは試していないけど駄目だったら上のコマンドやってちょ。

Sun の配布している通常版 VirtualBox でも落とすか。
…って何?いつからユーザー登録が必要になったの。
多分これが原因で弾かれているんだなと、これじゃ今後も不具合出まくると思う。
そのうち修正されると思うけど今欲しいんだが。

Windows 版なら窓の杜に…いつのまにか Sun から落とせになっている。
それでもこっちと違い GuestAdditions が同梱なだけマシ、最近のは知らないが。
通常版なら Linux 用にも同梱されているのかな?無かったら終わりなんですけど。

やる気をなくした、このままでも遅くて少し不便ながら使えるからいいや。

次は Ubuntu 8.04 だ。
それは普通に終わり、やっぱり画面が 800×600 なので xorg.conf の書き換え…
ってビデオドライバーは…そうかこのまま使うしかないのか。

最後の手段、コイツをダウンロード。
VirtualBox用仮想マシン | Ubuntu Japanese Team

アップデートしたらマウス統合が無効になっちゃった。
まあいいや、Windows XP も同じだし逆に間違えないだろう。

弄くっていると X が落ちまくる、3D で使っているのが悪いのだろうか?
Windows と違って再起動するのは X だけで済むけどやはり ATI はまだ相性が悪いっぽい。
とにかく半日以上使ってやっと仮想環境構築が終わったので前日のコードを試す。

desk_all

おぉ動く動く。
PyGtk のサイトで使えるバージョンを確認しても実際に試さないと怖いのよ。

しかし GuestAdditions がどうにかならないと他の OS が入れられないぞと。
Linux は 800×600 以上にならない、VMware なら Ubuntu はドライバー標準装備なんけど。
別の仮想環境を試…ビデオドライバーがありそうなのはこの2つしか無いので選ぶ余地は無いか。
なんか他にイイ方法は無いものか、パソコンの台数を増やしてももったいないしなぁ。

それよりあーあ、仮想の Windows から UnitMovie をリモートして動画結合ができないや。

GtkUIManager と GtkActionGroup

さーて、今日も Python だ。
ところで先月のウチへの検索ワードを晒す。

acc1

Python や PyGtk 関係はいずこ、、、、、orz

SEO もクソもあったもんじゃねぇ、でも続ける。

つーことで gEdit も内部で使っている GtkUIManager とやらを使ってみたい。
内部ではどう使われているかなんか知らないよ、当然実装方法なんか解らない。
日本語で PyGtk を探しても見つかるはずがないので最初から米国の google で検索!

私自身がこうだもの、そりゃ SEO にならない、、、、orz

PyGTK 2.0 Tutorial

公式のの「16.7. The UIManager」が普通に一番解りやすい。
つまり gtk.UIManager のインスタンスに読み込ませるとオブジェクトが作られる。
ソレを get_widget メソッドで取り出してパッキングする。
という流れでいいみたい。

ついでに GtkActionGroup の使い方も解りやすく書いてくれている。
XML で action 属性を同じ str にしたものは同じ動作をするわけだ。

そういえば Delphi にも TActionList なんてのがあった。
というか Palepoli v2 で使っていた、便利なんだよね。
メニューと右クリックメニューとボタンの動作指定やハンドラが共用できて。

倍率指定のラジオボタンをメインメニューと右クリックメニューで同じにする必要がある。
ハンドラは同じ名前を指定すればいいだけだがラジオの位置は別々に変更を迫られる。
だけどこれを使えば解決だ、位置も XML で指定できるから同じにする必要はない。

早速書いてみようと思ったけどココ何か説明がたりない。

gtk.ActionGroup

add_radio_actions には GtkRadioActionEntry を入れなきゃいけないんだが。
詳しくは Devhelp を見てね、つーことで昨日のコードに書きたし。

#!/usr/bin/env python
#-*- coding:utf-8 -*-

ui_str = """<ui>
    <menubar name="MenuBar">
        <menu action="File">
            <menuitem action="quit"/>
        </menu>
        <menu action="View">
            <menuitem action="x00"/>
            <menuitem action="x10"/>
            <menuitem action="x20"/>
            <menuitem action="x30"/>
            <menuitem action="x05"/>
            <menuitem action="x15"/>
            <menuitem action="x25"/>
            <menuitem action="xs1"/>
            <menuitem action="xs2"/>
            <menuitem action="xs3"/>
        </menu>
    </menubar>
    <popup>
        <menuitem action="x00"/>
        <menuitem action="x10"/>
        <menuitem action="x20"/>
        <menuitem action="x30"/>
        <menuitem action="x05"/>
        <menuitem action="x15"/>
        <menuitem action="x25"/>
        <menuitem action="xs1"/>
        <menuitem action="xs2"/>
        <menuitem action="xs3"/>
        <separator/>
        <menuitem action="quit"/>
    </popup>
</ui>"""

import gtk
import common

class TestWindow(gtk.Window):
    def __init__(self):
        # 継承のお約束
        gtk.Window.__init__(self)
        #
        # メニューを作る
        #
        # まず GtkUIManager 作成
        uimanager = gtk.UIManager()
        # GtkAccelGroup を得る
        accelgroup = uimanager.get_accel_group()
        self.add_accel_group(accelgroup)
        # GtkActionGroup 作成
        actiongroup = gtk.ActionGroup("sasakimamenu")
        # GtkActionEntry を作成して突っ込む
        # name, stock_id, label, accelerator, tooltip, callback
        actions0 = [("quit", gtk.STOCK_QUIT, "終了(_Q)", "<Control>Q", "さいなら", self.on_quit),
                    ("File", None, "ファイル(_F)"),
                    ("View", None, "表示(_V)")]
                    #("Popup", None, "")]
        actiongroup.add_actions(actions0)
        # GtkRadioActionEntry の List を作成
        # name, stock_id, label, accelerator, tooltip, value
        actions1 = [("x00", None, "ウインドサイズ", "0", "ウインドサイズ", 0),
                    ("x10", None, "x1.0", "1", "x1.0", 1),
                    ("x20", None, "x2.0", "2", "x2.0", 2),
                    ("x30", None, "x3.0", "3", "x3.0", 3),
                    ("x05", None, "x0.5", "4", "x0.5", 4),
                    ("x15", None, "x1.5", "5", "x1.5", 5),
                    ("x25", None, "x2.5", "6", "x2.5", 6),
                    ("xs1", None, "set1", "7", "set1", 7),
                    ("xs2", None, "set2", "8", "set1", 8),
                    ("xs3", None, "set3", "9", "set1", 9) ]
        # GtkRadioAction を突っ込む
        # entries, value=0, on_change=None, user_data=None
        actiongroup.add_radio_actions(actions1, 0, self.on_size_change)
        #
        uimanager.insert_action_group(actiongroup, 0)
        uimanager.add_ui_from_string(ui_str)
        # Popup Menu を得る
        self.popup_menu = uimanager.get_widget('/popup')
        # セレクタの List を作っておく
        self.size_str = ["win","x1.0","x2.0","x3.0","x0.5","x1.5","x2.5","set1","set2","set3"]
        # おしまい
        #
        # ステータスバーを作る
        self.sb = common.CStatusBar(2, self)
        self.sb.label[0].set_text("こんどは")
        self.sb.label[1].set_text("menu を作ったよ")
        vb = gtk.VBox()
        # 最初にメニューを突っ込もうね
        menubar = uimanager.get_widget("/MenuBar")
        vb.pack_start(menubar, False)
        da = gtk.DrawingArea()
        vb.pack_start(da)
        vb.pack_start(self.sb, False, False, 0)
        self.add(vb)
        self.connect("delete-event", self.on_quit)
        # GDK イベントの有効化を行っておく
        da.set_events(gtk.gdk.BUTTON_PRESS_MASK)
        da.connect("button_press_event", self.on_button_down)
        self.resize(320, 240)
        self.show_all()
    
    def on_size_change(self, action, current):
        # ステータスバーにサイズの表示
        self.sb.label[1].set_text(self.size_str[action.get_current_value()])
    
    def on_quit(self, widget, event=None):
        # bye
        gtk.main_quit()
        return True
    
    def on_button_down(self, widget, event):
        # 右クリで PopupMenu
        if event.button == 3:
            self.popup_menu.popup(None, None, None, event.button, event.time)

if __name__ == "__main__":
    w = TestWindow()
    gtk.main()

おぉメインメニューも右クリも完全に同じ動作だ、コイツは楽ちん。
実は右クリックメニューをどうするかで悩んでいたけどコレで決まりだ。
ちなみに Y901 はメインと右クリックで同じメニューを出していたので必要無かった。

とりあえず Ubuntu 9.04 ならこのコードで動く。
以前のバージョンは…確認用にそろそろ旧バージョンを VirtualBox に入れなきゃ。