Fedora 38 にしてから動画のハードウエアアクセラレーションが効かない。
それどころか純正の Totem で何も再生できない、なんだこれ。
何度かアップデートしたけど改善しない、バグってことじゃないみたい。
ということでそろそろ本気で原因追求を。
Intel Graphics – Best practices and settings for hardware acceleration?
libva-intel-driver と libva-intel-hybrid-driver は?
書いていないけど Intel グラの人はコレいります、NVidia とかは知らん。
intel-media-driver が入っていなかったので dnf で導入。
LIBVA_DRIVER_NAME 定義は多分 GStreamer しか関係ないと思うけど一応。
それだけで Totem 再生が可能に、アクセラレーションもバッチリ。
mpv は何も変わりません、なんじゃそれ!
Totem ならアクセラレーションが動くんだから mpv だけの問題か。
改めて設定を弄くってみたけど改善しない。
下のほうに書いていた -v オプションで長いログとにらめっこする。
mpv -v 4Kvideo.mp4 ... ... ... [vd] Codec list: [vd] libopenh264 (h264) - OpenH264 H.264 / AVC / MPEG-4 AVC / MPEG-4 part 10 [vd] Opening decoder libopenh264 [vd] No hardware decoding available for this codec. [vd] Using software decoding. ... ...
H.264 デコーダーが libopenh264 しか見つからない、ということみたい。
でもってコイツはハードウエアデコード未対応、原因はコレか。
というかそもそも ffmpeg 純正デコーダーは入っていない、ということを発見。
Fedora 38 Install | Paepoi Blog
ffmpeg-free が省いたのは wmv だけじゃなかったのね。
使い物にならねぇパッケージ作るなら最初から「自分で入れろ」でいいよ。
ということで普通の ffmpeg に上書きします。
sudo dnf install --allowerasing ffmpeg
mpv でアクセラレーションが動くようになりました。
ついでにやはり wmv が再生及びサムネイル可能になりました。
今後 Fedora アップグレード毎にこれやらなきゃいけないんだろうな多分。