とある ZIP を展開しようと思ったら Shift-JIS ファイル名を使っていて展開できない。
Ubuntu 日本語 Remix 付属の /usr/bin/zip なら展開できるのだけど Fedora だし。
仮想マシンの Ubuntu から頂いて、と思ったけど我が Fedora は 64bit だった…
仮想マシンな Windows XP から共有を利用して展開。
とソレだけの理由で仮想 Windows を立ち上げるのも面倒だ。
そういえば Python には zipfile モジュールがある、作ってみよう。
とりあえず日本語のドキュメントを探してみた。
13.4. zipfile ? ZIP アーカイブの処理 ? Python v2.6.2 documentation
extractall なんて便利なメソッドがあるじゃん、これは簡単そうだ。
ということで Nautilus スクリプトにしてみた。
#!/usr/bin/env python #-*- coding:utf-8 -*- import zipfile import os filenames = os.environ["NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_FILE_PATHS"].split("\n") for f in filenames: z = zipfile.ZipFile(f) z.extractall() z.close()
こんなに単純なコードでいいみたい。
ファイル名は見事に化けてしまいますが展開だけは成功する。
そういえばパスワード付きの場合もある。
GTK+ でダイアログでも出して入力すればいいかな。
#!/usr/bin/env python #-*- coding:utf-8 -*- import zipfile import os import gtk filenames = os.environ["NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_FILE_PATHS"].split("\n") for f in filenames: z = zipfile.ZipFile(f) dlg = gtk.Dialog("password", None, 0, (gtk.STOCK_OK, gtk.RESPONSE_ACCEPT)) def dlg_ok(self): dlg.response(gtk.RESPONSE_ACCEPT) entry = gtk.Entry() entry.connect("activate", dlg_ok) dlg.vbox.pack_start(entry) dlg.show_all() dlg.run() p = entry.get_text() dlg.destroy() z.extractall(pwd=p)
展開が終了するまでダイアログが閉じないのは何故だろう…
それと展開は死ぬほど遅い…
せっかく作ったけど素直に仮想 Windows から展開するとかのほうが良さそう。
まあ使いたくなる場合もあるだろうからスクリプト登録だけはしておくか。
ところで今頃気がついた。
Nautilus スクリプト位置にディレクトリを作れば入れ子にできるんだね。
まだまだ増やしても大丈夫そうだ。