月別アーカイブ: 2017年7月

Node.js Gjs Async

今回は Node.js でシェルコマンドを使う方法を探してみる。

Node.jsからシェルコマンドを実行する – BppLOG

あらこんな簡単に、Gjs と違って日本語で見つかるのは羨ましい。
exec で非同期になるのかフムフム。

…って非同期通信だよね、mainloop いらないの?
関数を抜けた後でも callback handler を保持しなきゃいけないよね??
本当は非同期ではないのかも、実験だ!

#!/usr/bin/env node

const exec = require('child_process').exec;

exec('eog', (err, stdout, stderr) => {
    if (err) { console.log(err); }
    console.log('callback');
});

console.log('__done__');

GUI のほうが動作が解りやすいので eog を立ち上げてみる、Linux の長所だね。
macOS では Kivy とか PyObjC を使えばいいと思う。
結果は見事に __done__ のほうが先に表示、eog 終了時に callback 表示となった。
見事に関数を抜けているね、本当に非同期で動いていことを確認できた。
どうやっているの?

っっって。
よく見たら child_process というモジュール名じゃないか。
つまり Subprocess で動かしているだけってことかも。
Gjs で同様に動く処理を考えてみる、えぇと…

2017.08.27 以下おもいっきり間違えていたので書き換え

#!/usr/bin/gjs

const Gio = imports.gi.Gio;
const ByteArray = imports.byteArray;

let subprocess = Gio.Subprocess.new(["eog"], Gio.SubprocessFlags.STDIN_PIPE);
let barray = new ByteArray.ByteArray();
subprocess.communicate_async(barray, null, function(source_object, res) {
    print('__DONE__');
});
print('__EOL__');

ダメだ。
これじゃ callback を保持できないままプログラムが終わってしまう。

#!/usr/bin/gjs

const GLib = imports.gi.GLib;
const Gio = imports.gi.Gio;

let mainloop = GLib.MainLoop.new(null, false);
let subprocess = Gio.Subprocess.new(["pwd"], Gio.SubprocessFlags.STDOUT_PIPE);

subprocess.communicate_utf8_async(null, null, function(self, result) {
    let [ok, stdin_buf, stderr_buf] = self.communicate_utf8_finish(result);
    if (ok) {
        print(stdin_buf.trim()); // remove '\n'
    }
    print('__DONE__');
    mainloop.quit();
});

print('__EOL__');
mainloop.run()

やはり mainloop は必須。

色々試してみたけど GSubprocess では同様に扱うのは無理みたい。
GUI なら Gtk.main がループしてくれるのでこんな処理はいらないのだが。
GLib.Thread なら、って Gjs からは使えないジャン。

一ヶ月も更新が止まっているのはこの件ででドン詰りしていたからだったりして…
日本語情報が皆無ってキビシイなぁ、もう少し調べます。

Node.js stdin

せっかく Node.js を入れたので覚書ページに追記してみようと考えた。

ちなみに筆者が今まで Node.js を嫌っていた理由、検索すると。。。
npm でインストール、インストール、インストール、インストール、イン(以下略
ばかりでゲンナリしたからです。

そうか、Node.js でプログラミングってインストールすることなのか!
っっって、アホか!!!
実は Python でも pip を使ったことが無い、てか必要になったことが無い。
つまり何もインストールせずに使える Gjs や JXA のほうがいいや、ということで。

Gjs があるのに何故こんなのを作る人がいるのかまったく理解できないし。
GitHub – WebReflection/node-gtk: GNOME Gtk+ bindings for NodeJS

悪口ばかり書いてもしょーがないので本題。
そんなこんなで、素の Node.js だけで何ができるか試してみよう。
とりあえず stdin はどうやるのだろう。

readline – Node.js v0.4.12 Manual & Documentation

readline モジュールがあるのか、コピペしてみよう。

なんじゃそりゃ!

node.js – How to read from stdin line by line in Node – Stack Overflow

createInterface の引数は JSON でってことなのね。
公式が間違えてどうすると思ったけど v0.4 って古いにもほどがあるページだった。
v6 の公式ドキュメントはしっかり JSON で ES6 フル活用になっている。
英語ですが。

Readline | Node.js v6.11.1 Documentation

isatty も使えるようだ。
それならパイプからの入力との振り分けも簡単だな。

#!/usr/bin/env node

const ReadLine = require('readline');
const Tty = require('tty');

let readline = ReadLine.createInterface({
    input: process.stdin,
    output: process.stdout,
    terminal: false
});

let prompt = "";

if (Tty.isatty(0))
    prompt = "May I ask your name?\n> ";

readline.question(prompt, function(answer) {
    console.log(`Hello ${answer}`);
    readline.close();
    //process.stdin.destroy();
});

Gjs 風にしてみました。

terminal: false を入れないとパイプで渡した文字列が表示されるので注意。
readline.close() しないと readline が終了しない場合があるので注意。
process.stdin.destroy() はいらないみたい。

あれ?意外に面白そうだぞ Node.js も。

gvfs-open to gio open

Fedora 26 では gvfs-open が非推奨になっていた。

man gio で見ると gvfs-*** コマンドが全部まとめられたようだ。
ぶっちゃけ xdg-*** だけでイイじゃんみたいなものだったし。
UNIX らしくないかもだけど筆者はコッチのほうがいい。

gvfs-open と同じなんだけど少し違うようだ。

Nautilus Window を開いた状態でないとパス名を開けない。
Gedit Window を開いた状態でないとテキストファイルを開けない。

http://localhost/ や画像なんかは普通にデフォルトアプリが立ち上がる。
自作アプリにデフォルトを変更した動画や CBZ も自作アプリが立ち上がる。

多分バグではなく仕様だと思うんだけど、よくわからない。
とりあえずウインドウを開いておけば今迄どおり使えるってことで。

js/jsc/v8

ごめんウソ書いていた。
/usr/bin/js は mozjs だった。
JavaScriptCore は /usr/libexec/webkit2gtk-4.0/jsc です。
ということで書き直しました。

/usr/bin/js | PaePoi

せっかくなので jsc のエイリアスを .bashrc に追加。

alias jsc=/usr/libexec/webkit2gtk-4.0/jsc

せっかくだから V8 も追加したいな。
V8 をスタンドアロンで使えるコマンドはあるのかな?

Running V8 Javascript Engine Standalone – Stack Overflow

うーん。。。。。
素直に Node.js を使ったほうが良さそう。
dnf のパッケージ名は nodejs です。

#!/bin/sh

## include alias
. $HOME/.bashrc

js -e 'print(17 + "才");'

gjs -c 'print(17 + "才");'

jsc -e 'print(17 + "才");'

node -e 'console.log(17 + "才");'

echo 'print(17 + "才"); exit();' | jjs

JavaScript 実行環境が 5 つになってしまった。
いや gjs と mozjs はエンジン自体は同じものなんだけどさ。

.bashrc で指定したエイリアスって端末エミュからしか使えないのね。
こうやってドットコマンドを使って読み込むしかないのかなぁ。

Node.js だけ console.log になってしまった。
macOS なら JXA と同じだから気にならないんだろうけど。

jjs は eval できないので変なコトしているけど気にしない!
これを探していたら –language=es6 オプションで let が使えると知った。
でも Template literals は未対応のようだ、やはり無視のほうがいいかも。

JavaScript Template literals (Here Document)

さて Fedora 26 での Gjs は何か進展があるのかな?
って下記の更新適用はいつだか知らないんだけど。

gjs – GNOME JavaScript/Spidermonkey bindings

あれ、この Template literals ってなんていうか…
こういうのをヒアドキュメントというんじゃないの?

少なくとも WikiPedia では Python の DocString すらヒアドキュメント扱いだぞぃ。
筆写としては「Python のソレは流石に別物!」と言いたいが、色々な解釈があるなぁと。

テンプレート文字列 – JavaScript | MDN

Gjs の機能ではなく ES6 定義か、それなら Node.js てか V8 でも使えるだろう。
うん、どう見てもどう考えてもどう突っ込まれてもヒアドキュメントだよね。

文法とデータ型 – JavaScript | MDN

なのに上記ではヒアドキュメント未対応ですとハッキリ記述、なんだかなぁ。
しっかり定義してくださいよ Mozilla さん。

#!/usr/bin/gjs

let val = "backquote";

let heredoc = `JavaScript
${val}
Test`;

print(heredoc);

バッククォートです、シングルクォートと間違えないでね。
これは便利、プラス記号で文字列の合体って作る側は「読み難いコード」でしかない。
つか Gedit は普通に色分けするんだ、知らなかった。

Safari も対応ってことで JXA でも使えるようだ。
vscode もしっかり色分け。

ちなみに jjs ではバッククォートの時点でエラーになる。
そりゃ今でも let 宣言にすら対応していないのですし。
現状 JAVA 界隈でもまったく使われていないようだし jjs ってガン無視でいいかも。