月別アーカイブ: 2010年3月

get_user_special_dir

Linux でホームに作成されるデフォルトディレクトリ名は

~/.config/user-dirs.dirs

で指定及び確認ができることは大半の人が知っているだろう。
自分の都合で名前変更しても自動で追従する嬉しいのか迷惑なのかよく解らな(以下略

Windows も準拠してくれれば嬉しいのに…
というのは置いておいて英語表記のデフォルト名は

/etc/xdg/user-dirs.defaults

で私が知るかぎりでは確認できます、全部の Linux がそうなのかは知りません。

ということで。

アプリを自分で作るとデフォルトディレクトリ名を探したくなる場合がある。
自身が使う範囲のみであれば決め打ちでいいけど公開する場合は考える必要がある。
user-dirs.dirs を自己解析すればとも思うけどこの位置さえ決め打ちでいいのだろうか?
画像関連アプリで画像ファイルを保存しているだろう場所を指定みたいなくらいしか(以下略

glib Functions

glib に get_user_special_dir なんてメソッドがある。
コレを使えば PyGtk の GUI アプリでユーザー指定のディレクトリが見つけられそうだ。
get_user_cache_dir メソッドも後々で使いそうだし覚えておいたほうがいいかなと。

#!/usr/bin/env python
#-*- coding:utf-8 -*-

import glib

xdg_default = (
    "Desktop",
    "Documents",
    "Download",
    "Music",
    "Pictures",
    "Public",
    "Templates",
    "Videos"
    )

user_conf = (
    glib.USER_DIRECTORY_DESKTOP,
    glib.USER_DIRECTORY_DOCUMENTS,
    glib.USER_DIRECTORY_DOWNLOAD,
    glib.USER_DIRECTORY_MUSIC,
    glib.USER_DIRECTORY_PICTURES,
    glib.USER_DIRECTORY_PUBLIC_SHARE,
    glib.USER_DIRECTORY_TEMPLATES,
    glib.USER_DIRECTORY_VIDEOS
    )

for i in range(len(xdg_default)):
    print "%s: %s" % (xdg_default[i], glib.get_user_special_dir(user_conf[i]))

うん、これでいいんじゃない。
とにかくコレでフルパスが得られるので処理が簡単。
自身で何も指定していないなら None が戻るので処理が簡単。
よし、これで Y901x の初期選択ディレクトリを(理由はソレかい…

私が付けている名前を晒しているけど気にしない
動画の保存先名デフォルトは Videos より Movies のほうがイイと思うんだけどなぁ…

trash-0.0.1

Linux で端末から trash というコマンドでファイルをゴミ箱に捨てるアプリを新規公開。
いや自分で使いたかったんで、ちなみに中身はコレだ。

Linux でファイルをゴミ箱に捨てる

たったの 19 行w
man も pydoc も絶対にイラネェw
なんと親切なことにインストールスクリプト同梱w
GNOME だけでなく Mandriva KDE でもわざわざ動作確認済みw

Linux ゴミ箱を日本語で検索すると結構ヒットするんだけど…
g_file_trash を日本語でググってもウチしか当たらないんだが…

つーか Linux アプリを更新してもアクセス数は全然カワンネェwww
私は方向を間違えたのだろうか…

IronPython CRLF

Glade の覚書がちっとも進まない。
やっぱり普段使わないものの覚書って無理があるかも。
ということで Blog でやった IronPython ネタを地味にまとめている。

覚書のページ – L’Isola di Niente

つまりほとんどコピペ、でコードが IronPython 2.6 でキチンと動くか確認してみたんだが
IronPython の \n が CR/LF になるんだが…
以前は LF のみだったような気がするんだけど違ったかな。

追記

まてよ、もしかして System.IO と組み込み open では扱いが違うのかな?
というより IronPython では内部で \n はどう保持されているんだろう?
気になったのでテストコードを作って試してみた。

# -*- coding: UTF-8 -*-

import System

crlf_test = "a\nb"

# Inside is \n==LF
bytes = System.Text.Encoding.UTF8.GetBytes(crlf_test)
for i in range(len(bytes)):
    print bytes[i]

# The following code is \n==LF write
sr = System.IO.StreamWriter("test1.txt")
sr.Write(crlf_test)
sr.Close()

# The following code is \n==CR/LF write
f = open("test2.txt", "w")
f.write(crlf_test)
f.close()

やはり open() で書き込む時にのみ LF を CR/LF に変換しているようで。
標準 Python モジュールの関係あたりで CPython に無理やり合わせたのだろうと憶測。
以前は LF のみだったような気がしたのはコレに気が付かなかっただけかな。

ついでだから C# での内部も一応探ってみる。

using System;

class Program
{
	static void Main(string[] args)
	{
		System.Byte[] bytes = System.Text.Encoding.UTF8.GetBytes("a\nb");
		foreach(System.Byte b in bytes)
		{
			Console.WriteLine(b);
		}
	}
}

当然のように LF に、つまり .NET Framework なら内部では cli 仕様の \n==LF である。
注意しておかないとハマるかも。

Y901x-0.2.2

Y901x-0.2.2 公開。

button_release_event の callback で

if self.gesture["result"] == "":
↓
if self.gesture["result"] == "" and self.w.get_title() != "":

とチェックの追加をしてみただけなんだがまだテストが足らないかもしれない。
とりあえず現在までジェスチャと右メニューは同時に出なくなったので多分大丈夫だろう。
ついでに FileChooserDialog にフィルタリングを追加して公開してみる。
とにかくトップページつか公開アプリを更新したかっただけさ。

後はフルスクリーンでボタンやシークバー表示を追加すればプレイヤー基本機能は私的に終了。
Cinema(つまり WMP11 のパクリ) みたくバーのみ浮いた表示にしたいんだがどうすれば…
でもアレって GTK+ らしくないかもしれない。

glade

覚書ページの整理が全然進まない。
PyGtk はどの順番で widget 解説を進めるか考えると頭がおかしくなりそう。
TreeView や TextView の前に Scrollbar や Scale の前に Adjustments の知識が必要で…

それより、もう使わなくなった Glade 関連の解説なんかはどうしようかと。
なんたって今では普通 libglade ではなく GtkBuilder を選ぶだろうし。
最初の GUI アプリ作りのとっかかりは Glade ほど解りやすいものは無いだろうし。

いやまてよ。
C 言語から Glade を使う方法てか GTK+ コンパイル方法も併記すればいいんでない。
なんたってソレは私自身もやったことがないので勉強にもなる。

よし Mandriva One に Glade や GTK+ ヘッダをインストールしてみよう。
C でやるには別途でコンパイラの他に GTK+ ヘッダを入れる必要があるんだよね。
Ubuntu での需要ばかりだろうから Ubuntu には後で入れる。

libgtk+2.0_0-devel を導入。
依存関係で他のパッケージも沢山インストールされるが気にしない。

devhelp も導入。
/usr/share/gtk-doc 以下の doc はコレで見られるようになる。
libgtk+ を入れた後はこんな感じになる。

glade も一応入れてと。
んで海外からチュートリアルを探してみたら強烈なとこを見つけた。

GTK+ and Glade3 GUI Programming Tutorial – Part 3

とにかく tutorial.xml を落とし C コードをコピペしてコンパイルしてみる。

普通にコンパイルが通って動かせた。
ふむふむ、C から Glade ファイルを使うにはこうすればいいのか。
しかしこんなトコを見た後では何を書くのも気後れするわ。

でもコンパイルオプションが長くてメンドクセ!
メモリの解放処理をいちいち書かなければいけないのがメンドクセ!
つーかメソッドではなく関数を使うのがメンドクセ!
PyGtk がどれほど楽チンなのか改めて思い知る。