Windows 7 の csc.exe で遊んでみる

最近の Linux で GNOME ならばデフォルトで C# のコンパイルが可能。
Mono が入っている環境であれば必ず gmcs があるからである。

と以前書いたけど実は Windows 7 も可能だったりします。

C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v2.0.50727

を Explorer で開いてみて、32bit の人は 64 を外してください。

csc.exe という C# コンパイラがあるのが解ります。
つまりコンパイルするファイルが一つであればこうやればいいわけです。
C# コードは BOM 付き UTF-8 で保存してくださいね。

フルパスを打ち込むのが面倒であればパスを通しておきましょう。
これで csc と打ち込むだけでパス指定しなくてもコンパイルが可能になる。

コマンドラインオプションのサンプルは MSDN にあります。
csc.exe を使用したコマンド ラインからのビルド

又、MSBuild を利用したコンパイルも普通に可能です。
幸い私は SeeMe をオープンソースにしているのでコイツで実験してみます。

SeeMe は現在 .NET Framework 3.5 でビルドしているので v3.5 の MSBuild.exe を使う。
コレに SeeMe4.sln というファイルを渡します。

なんかエラー?が出るけどしばらく待っていると SeeMe4.exe が出来上がってしまった。
SDK なんかインストールしないでもビルドできちゃうんですね、自分で驚いたよマジで。

MSDN に細かい解説が日本語であるけど手書きは少々辛いかも。
MSBuild

無償版 VC# が存在する今だけどこんな方法で何もインストールしないで遊べるよ。
開発環境をインストールだけやってプログラマー気取りの人を笑ってあげましょう。

実は .NET Framework 3.5 導入済みなら Windows 7 である必要は無いんですけど…
Vista より前てか XP では .NET が遅すぎて使わないだろうしやはり 7 を進めておくよ。
たった 1.2GB の CULV ノートでも快適に .NET が動きますので。