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Video playback in GNOME Boxes

GNOME Boxes を一年ぶりくらいで使ってみたけどかなり進化している。
SELinux にまったく引っ掛からなくなっただけでも嬉しい。

終了しても libvirtd プロセスが残り続けていたのも修正しているようだ。
そんなことより

qemu_kvm_video

qemu-kvm 上で動画が再生できるヤン!
仮想マシンもついにココまできたか、高ビットレートは辛いだろうけど。
しかし WebM 動画は Fedora デフォルト状態で再生できるのですね。
我 Y901x も普通に動く。

は、いいのだけど。

前回、今の Boxes は GUI でインストール iso を取り出しできると書いた。
けど再起動する毎にマウントしてしまうようだ、やっぱり XML の編集必須。
下記をを開いて、unknown ってなんだよ…

~/.config/libvirt/qemu/boxes-unknown.xml

comment_out

やはりコメントアウトが必要。
しかし CD-ROM にアクセスできるようにしたいんだけど、どうすれば?
SATA 接続のドライブに CD を入れても認識しないんだが。

https://access.redhat.com/documentation/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/7/html/Virtualization_Deployment_and_Administration_Guide/sect-Manipulating_the_domain_xml-Devices.html

こんなページを見つけて色々試しているけど駄目。
試しに USB 接続の DVD-ROM を刺してみたら普通に認識した。
手段が解るまでこの手でいくか。

しかしいくら GNOME Boxes を検索しても日本語情報はウチ以外は皆無。
Linux をマジで普段利用している人が少ないから当然かもしれないが。

Y901x 1.0.0

この連休中にどうしても Y901x を正式版にしたい。
Boxes 仮想マシンにした Ubuntu 13.04 で映像が出ない原因を色々と調べてみる。

Xubuntu の Parole で動画再生できない件はアッサリ見つかった。
[xubuntu] gstreamer videosink error

$ parole --xv false

コマンドを打ち込めば以降再生できるようになる。
つまり、関係無かった。

やっぱり OpenGL 関係なんだろうな。
あれ、Ubuntu には glxinfo が入っていないじゃないの。

$ sudo apt-get install mesa-utils

んでレンダラの確認

$ glxinfo | grep renderer

次のように出力された

OpenGL renderer string: Gallium 0.4 on llvmpipe (LLVM 3.2, 128 bits)

Gallium3D – Wikipedia

なので OpenGL レンダラ自体は Boxes 上でも動いているわけだ。
そりゃ 3D デスクトップが動くし、ソフトウエアエミュレートだから激遅なりに。

gst-launch-1.0 での再生は上手くいった。
Raspberry Pi ? View topic – Gstreamer 1.0 for raspbian

でもコッチだと音しか出ない。
gst-launch-1.0 playbin uri=file:///path/to/file

つまり playbin だとダメだということか。
playbin が OpenGL 関係のものを読み込もうとしてコケているっぽい。
そこを作り替えれば、ってソレだと全部作り替えジャン!

いや、これって Boxes つか qemu-kvm 側がコケているのかも。

仮想マシンではなく通常インストールだと動くのかな?
でも我がミニノートは Ubuntu 12.10 が起動できなかったんだよなぁ…

ということで 19,800 円の激安中古ノートを勢いで買ってきた。
Core2Duo P8700, GM45, 2G メモリの今でも充分なノートがこんな値段とは。
無線 LAN が付いていない事に気がつかず後で USB 子機を買いに走ったのは内緒。

Windows XP はいらなかったが、というか XP の使い方を忘れたw
ライブ DVD を入れるためだけに起動したが IE6 で笑った。
Ubuntu 13.04 x86_64 ライブ起動、64bit でも問題なく動いた。

USB 無線 LAN も問題なく認識、接続して XP に上書きインストール。
Fedora もそうだが別途ドライバ不要で全部認識してしまう今の Linux 凄すぎる。
この超まっさらな状態で Y901x をインストールしてみる。

ubuntu_y901x

普通に動いちゃった、やっぱり qemu-kvm 側の不具合だったのか。
parole もネイティブなら問題無かったのかもしれない。
あんなに悩んだのにこんなにアッサリ…
まあ充分使えるノートパソコンを激安で手に入れたし満足。

ということで Y901x 1.0.0 はめでたく公開となりました。
仮想マシン上 OS で動画を見る人なんていないはずだ。

しかしネイティブで使うと当然だが Unity は 3D でもサクサク動く。

ただ GNOME3 では Alt+F1 からはコマンドを全部打たずとも選択状態になった時点で Enter すれば起動できるという動作をするのでイチイチクリックするか全部打ち込む必要があるのが面倒くさいぞ。
Alt+F2 で Tab キー保管ができないのも面倒くさいぞ。
ランチャはどこかをクリックするまで隠れているほうがウザくないぞ。
メニューバー位置を勝手に変えるのはアプリ作り手としてイラッとするぞ。
端末は Fedora みたくカレントディレクトリのみ表示にしてくれよ。
Monospace の半角空白が等幅ではないって何だよ。
デフォルトアイコンは人によるんだろうけど…

サクサク動いても Unity はやっぱり気に入りそうにないな。

Fedora 18 GNOME Boxes

GNOME Boxes part 3
までに Fedora 17 の Boxes で作ったファイル

~/.config/gnome-boxes
~/.config/libvirt
~/.local/share/gnome-boxes

を HDD からコピーしたら Fedora 18 でも動いた。
相変わらずクリップボード共有もできずマウスホイールも動かずと不便。

もしかして…
と考えて以下のように設定 xml の tablet の項目をコメントアウト。

tablet_out

何も問題なく普通にマウスホイールでスクロールできてしまった。
ようするに入力デバイスがマウスなのにタッチパッドと認識していたのだと思う。
現実では筆者は無線 USB 接続のマウスを使っているのですけど。

<input type='mouse' bus='usb'/>

とすると何故かマウス統合が無効になり qemu がクラッシュしまくる。
マウス統合しないのはコレはコレで便利なので使いたいのだけど。
Ctrl+Alt で脱出、VM ware が同じだったかな?
クリップボード共有は今のところお手上げ状態。

さて。

Fedora 18 で標準採用になって Boxes との連携はどう進化したか。
実験で Fedora 17 をインストールしてみる。

boxes01

あれ、こんな項目あったかな?
とりあえず Customize.. ボタンを押し名前を f17 に変更して試してみよう。

boxes02

結果、ISO ボリューム名でファイルを作成することは変わらず。
仮想マシン一覧に出る名前が変わるだけだった。

images

インストールしてアップデートして再起動。
よし SE Linux のブロックは出ない、しっかり修正してくれていた。
ISO からインストールだと XML の書き換え必須なのは変わっていない。

あれ、3D のまま起動したのにあまりガクガクしないで動く。
compiz の Unity より clutter の GNOME3 のほうが圧倒的に軽いのは確かだが。
この程度なら 3D でも全然イケる、強制フォールバックしたほうが当然軽いけど。

もしかして Unity も軽く…やっぱりガクガクのままだった。

GNOME Boxes – YouTube

Aero も動くみたいだが実用はキビシイだろうな。
OpenGL や DirectX をエミュレートなんて無茶すぎ。
私はもう Windows は入れませんけど、だって全然使わないんだもん。

それよりマウスホイールが最初から問題なく使える。
設定 XML は同じだったのに書き換える必要は無かった。
ハードウエア認識方法が違うのだろうか。

ホスト OS とのクリップボード共有もできる。
もしかしたら Fedora 同士や Ubuntu 同士なら問題なく動くのかも。
Fedora で作ったアプリが Ubuntu で動くか確認するために仮想マシンを使いたい私は…

GNOME プロジェクトのアプリだから GNOME 同士だと相性がいいのは当然か。

とりあえず仮想 Ubuntu でマウスホイールが使えるようになっただけでも嬉しい。
Fedora 17 との違いチェックに HDD をつなぎ替えの手間が無くなったしね。

というかこれだけ使えるならもう VirtualBox はいらないや。
VirtualBox で仮想化した Xp と Vista も永眠してもらう。

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それと LXDE 化だけだと GTK3 アプリの表示がおかしいので

sudo apt-get install lubuntu-desktop

で Lubuntu 化したほうがいい、Chromium も入るしね。
最初から Lubuntu ISO を選んだら GTK3 ライブラリは入るのかな?

1920x1080

GUI で色々設定したいなら Virt-manager を使ったほうがいいようだ。
ただ Boxes とは全然別のアプリなので仮想マシンの共用はできない。
というかコッチは管理者権限で起動するしイメージ作成場所も /var/lib だし。
同じ qemu-kvm なので手段はありそうだけど。

ちなみに Virt-manager は Python 製で Boxes は Vala。
Linux 使いは本当にこの2つの言語ばっかり使っているなと。

GNOME Boxes part 3

前回の続き。

Boxes が勝手に名づける名前が長くて面倒なので変更してみる。

まず libvirtd プロセスが起動していたら終了させる。

仮想イメージ本体は下記ディレクトリにある。
~/.local/share/gnome-boxes/images

設定は以下の XML ファイル。
~/.libvirt/quem

コレを Ubuntu1210, Ubuntu1210.xml とリネーム。

そして XML の <name>, <source file> セクションを書き換える。

SELinux を無効化(又か…)

Boxes を起動、リネームされていることを確認。
ちなみに LXDE に変更済み、3D の Unity 重すぎる。
$ sudo apt-get install lxde
と以前と同じコマンドだけで入るよ。

Ubuntu1210 を起動、成功すると Ubuntu1210.log が作成される。
もう解るよね、またしても SELinux context を restorecon コマンドで変更する必要がある。

Ubuntu を終了、Boxes 自体も終了、libvirtd を殺す。

restorecon コマンドを行って SELinux を戻す。
おしまい、面倒くさいよ。

Boxes 自体の設定は
~/.config/gnome-boxes/sources/QEMU Session
のようだ、見事に超シンプルな本体の設定しか無いけど。

しかし何故ファイル名にスペースを入れるかなぁ…
スペースがあると右クリックメニューから GEdit で開く等ができないんだが。

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それにしても。

LXDE だとメモリ使用量たったコレだけかよ。
ワンテンポ遅れる感もまったくなくなったし、Unity って何だろうな。
仮想で使って Linux 使いのフリしているだけの輩を皆殺しにでもしたいのだろうか、自殺行為だと思うけど。

とにかく Boxes は予想していたよりずっと使えるようだ。
後はマウスホイールさえなんとかなればなぁ。

GNOME Boxes part 2

前回の続き。

色々試してみた。
どうやら動作が遅かったのはスワップが起こっていただけのようだ。
Boxes が勝手にメモリ量を決めておいていきなりスワップとは泣ける。

  <memory unit='KiB'>1048576</memory>
  <currentMemory unit='KiB'>1048576</currentMemory>
  <vcpu>2</vcpu>

と XML でメモリ量を倍にしたらかなりストレスは減った。
やはりワンテンポ遅れる感はあるけど Unity が原因かも…

ついでに CPU を 2 つに指定したけどあまり意味が無かった。
4 コア中の 2 つを使うのではなく単にエミュレーションで 2 つあるように見せかけているだけみたい。
無限ループのコードをうっかり書いてしまった時の保険にはなるな。

XML の書き換えを反映するにはホストの Fedora を再起動。
何かのサービスを restart させればいいと思うけど解らなかったので強行手段。

それと一番困った SELinux のブロックは通知ブラウザーのトラブルシュートでアッサリ解決。

$ sudo restorecon -v "/home/sasakima-nao/.libvirt/qemu/log/Ubuntu Precise Pangolin LTS.log"

にて Enforcing のまま起動できた。

ついでに virt-manager というアプリを入れてみたけどまったく関係ないようだ。
GUI で設定を弄くれるアプリがあると思うのだが今は解らない。

仮想マシンの立ち上げはシングルクリックで良かった…

これで後は 1920×1080 にできないこと以外は問題無くなった。
ということで Ubuntu 12.10 は Boxes でいこうと思う。

Windows 8 も出たし安いしで入れてみたいなと思い電気屋に見に行った。
MS ゴシックのガタガタなフォントのままであるのを見て買う気分が一騎に失せた。
無償で使える Linux に劣るのフォントを何時まで使うのつもりだ…
これ Windows しか使えない人は気がつかないみたいね。

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とにかく 12.10 だ。

日本語 remix の ISO を落とす。
ISO のままだと余計に面倒くさいので素直に DVD-R を焼いてみた。

まず ISO を焼いた DVD-R を入れる、USB 接続の外部でもイケる。
というか内蔵の奴が壊れているのでミニノート用のを使っただけだが…

SELinux を無効化します sudo setenforce 0

Boxes を起動、「新規」「続行する(O)」とボタンを押す。

ISO を勝手に認識するので選ぶ。

するとフルスクリーンになってインストールが始まる。
解像度はディスプレイと一致しないので注意。
ウインドウ化したい場合は右上の右から二番目ボタンで。

終わったら DVD-R が出て…こなかった。
ボタンで DVD-R を出して virsh コマンドで強制終了させた。

virsh destroy "ubuntu-ja-12.10-desktop-i386.iso 2"

SELinux を元に戻すのを忘れないようにと。

どうせこのまま起動するとスワップが起こるので上記を行ってホストの再起動。
メモリがコッチは 512000kb になっていたので 1024000kb に指定と。
cdrom を取り出しても記憶してしまうようなのでセクションを消して。
sudo restorecon -v “/home/sasakima-nao/.libvirt/qemu/log/ubuntu-ja-12.10-desktop-i386.iso 2.log”

12.10 は Unity 2D が無くなったのか…
なんと 3D で仮想環境が立ち上がった、おかげで超激重!
ウインドウの立ち上げやメニューがスローモーション、駄目だ使えネェwww
立ち上げているだけで CPU ファンが超ウルセェwww

今は実験と確認用途だからいいのだが、LXDE にでも変えるか…
Unity を使ってほしいなら 2D を残せよ。

1024000kb でもスワップしているし、おまえは Vista カヨ!
1536000kb に変更してやっとスワップ地獄から開放された。

この工程で気がついたけど libvirtd プロセスを一旦殺せば XML の指定を反映できる。
Boxes を立ち上げれば自分で殺すまで残りつづけるようだ。

何故か 12.10 では 1920×1080 の指定があった。
ドライバーの違いかな、これならフルスクリーンでもイケるね。
何にせよ別途でドライバー等が不要な仮想環境は嬉しいね。

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/usr/lib/girepository-1.0
で ls してみる

Gst-1.0 は無かった…
ぶっちゃけコレの確認のためにだけ入れたんだが。