SeeMe for Windows 5.0.0

SeeMe for Windows 5.0.0 公開。
実は大半が二日前に終わっていたのですが、たった一箇所で二日掛かった。
Deleted プロパティ変更を SeeMe 本体でどうやって検知するかで。

INotifyPropertyChanged によって ListView にはバインディングされているんだけど…

<Window.Resources>
<DataTemplate x:Key="tpl_show">
    <CheckBox IsChecked="{Binding Path=delete}" IsTabStop="False" Click="CheckBox_Click" />
</DataTemplate>

と C# で作っていた時には DataTemplate で CheckBox.Click イベントのハンドラを指定していた。
こうしておけばこの DataTemplate を利用した CheckBox 全てに同一ハンドラがコネクトされる。
クリックで property が変更されましたというのを本体で知りたいだけなのでコレで十分。

IronPython では partial class にする方法が解らない(方法あるの?)というのと
SeeMe for Linux の GTK+ と限界までソックリにしたいということで ListView をパーツ化した。
結果イベントハンドラのコネクトはコードで行う以外に手が無い。

ListView サブクラスを作って partial にして XAML の x:Name 属性を…
散々試してみたんだがどうしても上手くいかない、やはり無理か?

えっと、ハンドラを含めたリソースをコードで書いて…
方法が解らない、つかそんなことできるのかいな?

res = self.custome_listview.FindResource("tpl_show")
print res
checkbox = res.LoadContent()
print checkbox
checkbox.Click += self.on_modification

例外にならないけど反映されない、困った。
海外を探しまくったけどやはり IronPython の細かい情報は少ない…

まてよ、INotifyPropertyChanged を利用しているんだ。
それならコイツを引っ張り出して CheckBox の変更を感知すればいいかも。
無理に Click イベントに拘る必要は無かったのではないか?

と気が付くまで二日も無駄にしたというわけです…

while 1:
    i += 1
    s = "Search Engine %i" % i
    if not ini.section_exists(s):
        break
    en = Engine()
    en.name   = ini.read_str(s, "Name", "")
    en.key    = ini.read_str(s, "Key", "")
    en.url    = ini.read_str(s, "URL", "")
    en.delete = not ini.read_bool(s, "Deleted", False)
    #...
    en.PropertyChanged += self.on_modification
    self.custome_liststore.Add(en)

という感じで PropertyChanged にハンドラをコードで追加メソッドにできる。
しかもコレなら全部のプロパティ変更を監視できるので自前検知処理を減らすことができる。
でもコレだけでは ObservableCollection への追加や削除は検知できないので

self.custome_liststore = ObservableCollection[Engine]()
#...
self.custome_liststore.CollectionChanged += self.on_modification

と CollectionChanged イベントにもハンドラを指定。
コレでやっと予定していたとおりの動作になった。
WPF が複雑すぎるのではなかった、自分が方法に気が付かなかっただけだ。
細かいことは SeeMe スクリプトの Python コードを見てください。

ということで予定を大幅に遅れて Windows 版公開。
メソッド名やアトリビュート名は Linux 版とだいたい合わせたので今後更新は早くなる。
と思う、つか Aspire 1410 ミニノートだけで作るのは結構辛い…