Windows徹底理解

WPF も魅力なのだが現行アプリもやらねば。
とりあえず今年は C++ をメインに少しづつ .NET でいく。

Windows API の本で役に立った本も紹介しておく。

2004年発行のムックだけど今でもたまに手に取っている。
やっぱりプレミアが…って定価 ¥2095 なのでそんなに付いていない。

コレを買ったのは BCC で DLL の作り方が書いてあったから。
VC++ Exp が無償で手に入る時代に今更 BCC は勧めませんが。
当時は C++ のコンパイルを BCC でやっていたのでまあ。

まあそれはそれで役に立ったわけですが、この本は凄かった。
その名の通り Windows はどうやって動いているかで始まっている。

NTFS の仕組みとか IO とか割り込みとかキューとか etc…
それも簡潔ながら図解付きで解りやすく解説されている。
実はなんとなくしか解っていなかったが本当に勉強になった。

そして基本ウインドの項目は衝撃だった。
アプリケーションは自分でメッセージをキューに取りに行っているのね。

while (GetMessage(&msg, NULL, 0, 0))

の部分で、あぁだからこの関数が必要なんだと。
そんなことも知らずにプログラミングをしていた自分を恥じた。
たったソレだけのことを知った事による影響は大きかった。

それを解説してくれる本にそれまで出会わなかった事が不思議だ。
まあそれを隠しているデルヒャァ屋だったというのもあるが。
WPF なんかも隠す方向なんだよねぇ、チト気になる。

脱線はこれくらいにして。
ファイルアクセスやメモリ管理なんかの解説も当然あるわけで。
これらもなんとなくしか解っていなかった事をこの本で改めて知った。

実は UNICODE アプリが作れるようになったのもこの本のおかげだ。
そしてフォントはふぉんとに奥が深かった(我ながらつまらん…)

ようするに API の解説ではなく Windows の解説本なのだが、
どうやって Windows が動いているのかを知って得たモノは大きい。
API というか SDK でプログラムをしようという人は必見。

Vista が出た時代だけど API 関数はほぼ同一なので問題無し。
てゆーか本当に基本の基本しか書いていない、それがよい。

でもさすがに古いムックなので代替があればイイんだけど…
見つけたらまた紹介するね。